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デイトナ24時間:決勝前最後のプラクティスは18年王者が首位。マツダの2台もトップ5入り

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デイトナ24時間:決勝前最後のプラクティスは18年王者が首位。マツダの2台もトップ5入り

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦デイトナ24時間は1月25日、決勝レース前最後のプラクティスとなるFP4が行われ、フィリペ・アルバカーキ駆るマスタング・サンプリング・レーシングの5号車キャデラックDPi-V.Rがトップタイムをマーク。マツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24-Pが2番手に続いた。
 
 26日にスタートする決勝を前に、各車が最後のチェックを行うFP4。まずファステストを記録したのは元F1ドライバーで2018年にシリーズ王者を獲得したフェリペ・ナッセがドライブするウェレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.Rだった。
 
 しかし、それを5号車キャデラックのアルバカーキが1分34秒929というタイムで上回った直後、今度は予選4番手につけた55号車マツダのオリビエ・プラが1分34秒758で逆転。改良型マシンのスピードを見せつける。

 それでも最終的にタイムシートの最上段を獲得したのは、パーソナルベストをコンマ5秒以上削る1分34秒358をマークした5号車キャデラックだった。2番手は55号車マツダで、31号車キャデラックがこれに続いている。
 
 4番手はアキュラ・チーム・ペンスキーの6号車アキュラARX-05、ポールシッターの77号車マツダが5番手に入り僚友とともに好調をアピールした。
 
 小林可夢偉とフェルンド・アロンソを助っ人に招聘するコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックは総合13番手/クラス10番手。FP3でロイック・デュバルがセッションベストタイムをマークした54号車ニッサンDPiは、エンジンとギアボックス交換のため、このセッションをスキップしている。

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■アルバカーキ「キャデラックはストレートでマツダとアキュラに引き離されている」

 昨年のデイトナ24時間を歴代最多周回数を更新して制した5号車は、前日に行われた予選でブレーキトラブルに見舞われたためアタックができず。決勝はクラス最後尾からのスタートとなることが決定している。

 厳しい出だしを強いられるが、アルバカーキは「キャデラックDPiの信頼性とタイヤを長く保たせられるという点には自信があるんだ。長丁場のレースではそれに適したペースを作れると思っているよ」と自信をみせる。
 
 一方、シリーズとデイトナの両方で2連覇を果たしているキャデラックのマシンには不安要素もあるようだ。

「だだし、純粋なスピードで言えば、僕たちはマツダやアキュラほどの速さがないと思う。どうしても最終セクターのすべての全開区間で0.2~0.3秒ほど引き離されてしまうんだ」

「信頼性やクルマのバランス、タイヤのライフを伸ばせる点では優れているとはいえ、そこは少し心配している。特にアキュラは脅威だ。彼らは予選でタイムを上げてきたが、それ以外ではいつも5番手あたりに留まっている。“何か”を隠し持っているんじゃないかな」

 なお、この5号車キャデラックDPiは当初、アルバカーキ、ジョアオ・バルボサ、クリスチャン・フィッティパルディ、マイク・コンウェイという布陣で今戦に臨む予定だった。
 
 しかし、助っ人ドライバーであるコンウェイが“トラブル”のためイギリスからアメリカに渡れず。そのため同チームはアルバカーキ、バルボサ、フィッティパルディの3名で24時間レースを戦うとアナウンスしている。

 この他のクラスでは、PR1・マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソンがLMP2クラストップに。GTルマン(GTLM)クラスは、フレデリック・マコウィッキがドライブしたポルシェGTチームの911号車ポルシェ911 RSRが66号車フォードGTを退けてクラス首位となった。
 
 GTデイトナ(GTD)クラスはペドロ・ラミーがドライブしたスピリット・オブ・レースの51号車フェラーリ488 GT3が一番時計をマーク。ニック・キャシディ駆るエイム・バッサー・サリバンの12号車レクサスRC F GT3がクラス2番手につけている。

 IMSAが50周年を迎える2019年に行われる第57回ロレックス・デイトナ24時間は、1月26日14時35分(日本時間27日4時35分)にスタートが切られる予定だ。

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