もくじ
ー 両社が目指すよりウィンウィンの関係とは
ー 競争が激化する業界に求められていくもの
両社が目指すよりウィンウィンの関係とは
世界中の様々な市場でフォードとフォルクスワーゲンは競合同士なのを踏まえて、今回発表された2社の提携には驚きを隠せないひとが多いだろう。
だが実はこの提携は合理的で理にかなっているとAUTOCARは考える。それぞれ両社が足りない部分を補えるという点がまず一番大きい。
まずはフォルクスワーゲンの話をしよう。この提携が組まれた大元の理由でもあるが、フォルクスワーゲンはフォードが得意とする商用車のノウハウが欲しい。
フォードはトランジットやミドルサイズのピックアップなどの開発/販売を通して、商用車に関する多くの経験を稼いできた。具体的に言えば、米国でのSUVやピックアップなどに対する需要はフォルクスワーゲンが覇権を握れていない市場のひとつだ。
ティグアンやアトラスなど、フォルクスワーゲンはここ数年で米国SUV市場にて大きな進歩を歩んできた。2018年ではその前年に比べ、セグメント内の売り上げが112%も向上した。だが米国市場向けのピックアップに関しては皆無だ。
欧州市場向けにはアマロックというピックアップを販売しているが、米国市場には小さすぎるサイズである。もしもフォルクスワーゲンがフォードベースのピックアップを販売してその売り上げが市場の少数であったとしても、フォルクスワーゲンにとっては成功したと言えるだろう。
その見返りとして、フォードはフォルクスワーゲンが現在急速に推し進めている電気自動車に関する技術が欲しいと考えている。
フォルクスワーゲンは様々な需要の車格に対応できるEV専用のプラットフォーム、MEBプラットフォームを開発した。そしてそれをフォードが採用することにより、フォードは何百万ドルもの開発費用を抑えることが可能となる。
競争が激化する業界に求められていくもの
両社はそれぞれ提携によって浮かせられた費用をまた自動運転やコネクティビティなどの将来の技術に向けて多額の投資が行える。それらの開発が両社にとって必ずや莫大な利益を生むだろう。
今回のフォード・フォルクスワーゲン提携は電動化やコネクティビティ、自動運転化などが自動車業界全体の風潮を変えていることを示している。
かつては独自に製品を開発していたメーカーも、今や自らの未知なる分野で勝負していくためにも他社との協力は不可欠な時代へと移り変わったのだ。こういった提携やパートナーシップが、今まで予想さえできなかった企業とのコラボレーションなどにも繋がっていくだろう。
このような提携の例はいくつもある。最近で言えば、トヨタとBMWの提携が記憶に新しいだろう。トヨタ・スープラとBMW Z4、両車種はこの提携無くして生まれることはなかった。
ニッチな分野の車種を両社が提携して開発を行うことで、開発費用を大幅に抑えることができ、なおかつ高品質な製品が提供できるということをトヨタとBMWの提携は示した。
だが誤解しないで欲しい。それでもフォードとフォルクスワーゲンは競合他社同士であり、これからもそうなのだ。
ヴォルフスブルクのエンジニアたちはライバルである新型フォーカスを打ち負かすために次期ゴルフの開発を常に行っている。そしてそれと同じく、今回の提携はフォードとフォルクスワーゲンのお互いが協力し合い、さらなる高みを目指していくことができるのだ。
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