現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > TCRオーストラリア最終戦は最長の『バサースト400』に。隣国NZは全3戦の2022年カレンダー発表

ここから本文です

TCRオーストラリア最終戦は最長の『バサースト400』に。隣国NZは全3戦の2022年カレンダー発表

掲載 更新
TCRオーストラリア最終戦は最長の『バサースト400』に。隣国NZは全3戦の2022年カレンダー発表

 今年、2年目のシーズンを迎えているTCRオーストラリア・シリーズは、引き続き新型コロナウイルス(COVID-19)感染症によりカレンダーが翻弄される状況ながら、11月にバサーストで開催される1戦を「シリーズ史上最長のレースで締めくくる」と発表した。

 また、同じ要因からわずか1戦限りの“年1開催”となったTCRニュージーランド・シリーズは初年度イベントに続き、「2年目の2022年には全3戦のチャンピオンシップ戦を開催する」とシリーズオーガナイザーがアナウンスしている。

ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナテッド、モスタートとの複数年契約を更新/RSC

 かつてVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーなどで活躍したマイケル・カルーソ(アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCR/GRMチーム・バルボリン)や、リー・ホールズワース(アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCR/アシュリー・スワード・モータースポーツ)らが参戦中の2021年TCRオーストラリア・シリーズ。

 なかでも、今季のRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップで2年ぶり勝利を飾って勢いをみせるメルボルン・パフォーマンス・センター(MPC)のチャズ・モスタート(アウディRS3 LMS)が3連勝を含む前半戦5勝を挙げるなど、今季も実力者たちの活躍が続いている。

 しかし5月最初の週に開催された第4戦を最後に、第5戦を予定していたモーガンパーク・レースウェイでのイベントは、8月への延期から、その後シドニーのロックダウン措置を受けてのキャンセルが決定。

 そして直近には、2019年に2度のレースを実施したザ・ベンドことベンド・モータースポーツパークへの開催地変更が決まり、改めて10月15~17日の第6戦に組み込むという苦難の調整を強いられてきた。

 そのTCRオーストラリアが現状の最終戦に予定する11月26~28日、今季2度目のマウントパノラマ戦は、改めて『TCRバサースト400』と銘打ち、21ラップの3ヒートで争うシリーズ最長の1戦にフォーマット変更する決定が下された。

「オーストラリア大陸が誇るマウントパノラマは、ツーリングカー耐久の代名詞的存在であり、TCRオーストラリアもバサーストの独自イベントとしてより長い形式のレースフォーマットを採用できれば、それは本当にエキサイティングなことだ」と語るのは、シリーズを運営するオーストラリア・レーシング・グループ(ARG)CEOのマット・ブレイド。

■年間3戦の開催が決まるも、開催地は未定

「本来、ノンタイトル戦として計画されていた1戦を『TCRバサースト400』としてシリーズ戦に組み込む動きは、バサースト・インターナショナルの地にTCRが登場し、この世界的に人気のカテゴリーが同地でプレゼンスを確立するひとつのハイライトになるだろう」と続けたブレイドCEO。

 まだ週末のタイムテーブルは暫定ながら、予選はオープニング2レースのスターティンググリッド順を決定するために使用され、レース2では予選トップ10リバースグリッドを採用。最初の2レースで獲得したポイントが、週末の最終レースでポールポジション獲得する権利を得ることにつながる仕組みとなる。

 一方、4月24~25日の週末にニュージーランドのオタゴ地方クロムウェルにあるハイランズモータースポーツパークで、初年度ながら“年1”でのイベント開催となっていたTCRニュージーランド・シリーズは、2022年に向け「開催サーキット未定」ながら、年間3戦のシリーズ開催を発表した。

 元WRC世界ラリー選手権の優勝経験者ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi30 N TCR/パッドン・ラリースポーツ・グループ)の参戦が話題となり、そのポールシッターを打ち負かして3戦2勝を挙げた、アウディRS3 LMSのクリス・ヴァン・デル・ドリフト(トラック・テック・レーシング)が初代チャンピオンの座を手にしたTCRニュージーランド。

 その主催団体であるモータースポーツ・ニュージーランドのCEOを務めるエルトン・グーナンは、「最初のTCRニュージーランド・チャンピオンシップでの成功をさらに発展させることが我々の責務であり、こうして来季カレンダーを発表できたことをうれしく思う」と語っている。

「ハイランドでのレースは成功を収め、参戦エントラントからも好意的なフィードバックが得られている。また来季に向けては新規マニュファクチャラーの新たなTCRモデル参戦の話題も聞こえており、それが実現すればシリーズの素晴らしい後押しになるだろう」とCEOのグーナン。

 2022年1月にニュージーランドの南島で2回、2月下旬または3月上旬に同じく北島で1回のラウンドが行われる計画で、正確な日付と開催トラックの詳細は追って発表される予定だ。

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
AUTOSPORT web
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
AUTOSPORT web
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
AUTOSPORT web
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
ベストカーWeb
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村