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ホンダのRC142とNSR500がMotoGPオランダGPで共演。高橋国光とドゥーハンがデモ走行実施

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ホンダのRC142とNSR500がMotoGPオランダGPで共演。高橋国光とドゥーハンがデモ走行実施

 2019年でホンダは世界選手権参戦60周年を迎え、6月28日~30日に行われたMotoGP第8戦オランダGPではロードレース世界選手権参戦60周年セレモニーが行なわれた。

 ホンダは1954年に創業者の本田宗一郎が、当時は世界グランプリの一戦として開催されていたマン島TTレースへの出場を宣言。5年の歳月をかけてグランプリマシンを開発し、1959年6月3日に日本の二輪車メーカーとして初めてマン島TTレースの125ccクラスに参戦した。

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 その後、1961年より世界グランプリにフル参戦を開始。開幕戦スペインGPの125ccクラスで世界グランプリ初優勝を飾ると、西ドイツGPの250ccクラスでは日本人ライダーの高橋国光が初優勝を達成した。

 以降レースでもホンダの快進撃は続き、1961年の125ccクラスと250ccクラスでライダータイトルとメーカータイトルを獲得した。1962年からは50ccクラス、350ccクラスにも参戦し、その後、多数の勝利とタイトルを獲得。1966年には最高峰クラスの500ccクラスに参戦し、世界グランプリ史上初となる全クラス(500cc、350cc、250cc、125cc、50cc)でメーカータイトルを獲得するに至る。

 翌年の1967年をもって、ホンダの世界グランプリ活動は一時中断するが、1977年には世界グランプリ復帰を宣言。1979年にNR500で世界グランプリ500ccクラスを投入する。

 NR500は当時主流となっていた2ストローク500ccマシンに対抗して、4ストロークV型4気筒(楕円ピストン)500ccエンジンを搭載した、エンジン、車体共に革新的なマシンだったが、さまざまな問題を抱え、思ってような結果を残すことができなかった。

 そして、1982年には新開発の2ストローク3気筒500ccエンジンを搭載したNS500を投入。1982年7月のベルギーGPでフレディ・スペンサーが、ホンダにとって15年ぶりとなる世界グランプリ優勝を飾り、1983年にはスペンサーがチャンピオンを獲得。その後、NSR500、MotoGPマシンのRCVシリーズ(RC211V、RC212V、RC213V)と、時代に合わせてマシンは進化を遂げながら勝利を重ね、1979年の復帰後、ホンダの世界グランプリ活動は一度も中断されることなく、現在まで継続している。

 これまでの世界グランプリへの参戦でホンダは通算779勝を記録しており、60回のライダーズタイトルと69回のコンストラクターズタイトルを獲得している。

 オランダGPの舞台、TT・サーキット・アッセンで行なわれたセレモニーには、ホンダのレジェンドライダーであるミック・ドゥーハンと高橋国光、フレディ・スペンサー、そして現役MotoGPチャンピオンのマルク・マルケスがゲストとして出席。MotoGPクラスの決勝前には、日本人初の世界グランプリウイナーの高橋が1959年のマン島TTレースで使用されたマシンを改良した125ccのRC142を、1994年から1998年まで世界グランプリ500ccクラスで5連覇を果たしたドゥーハンが1989年型のNSR500を駆り、デモランを行なった。

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