2020年シーズンのMotoGP第10戦フランスGPのフリー走行1回目がル・マンのブガッティ・サーキットで行なわれ、アプリリアのブラッドリー・スミスがトップタイムを記録した。
サーキット周辺はあいにくの天候で、FP1は小雨の降る中で開始。気温は15度、路面温度も14度と冷涼なコンディションで、ライダー達はニット帽を装着するなど、冬の装いとなった。
■「モチベーションはマックス! 最高の気分」ランク首位での母国戦にクアルタラロ気合十分
このセッションのコースイン一番乗りはヤマハのバレンティーノ・ロッシ。他チームのライダーも間を開けずコースへと繰り出した。母国戦のファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)はコースインを遅らせ、セッション開始から5分ほどが経過してからバイクにまたがった。
ジャック・ミラー(プラマック)がマシン上でバランスを崩すシーンなどはあったが、セッションは穏やかに進行。徐々にタイムが上がっていった。
序盤10分ではアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が1分47秒169をマークしてトップタイムに。その後も各ライダーが毎周のようにタイムを更新していくが、ドヴィツィオーゾは首位を譲らず1分45秒785秒でセッション半分を消化した。ポル・エスパルガロ(KTM)やマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がドヴィツィオーゾに次ぐタイムを記録している。
セッション後半に入ると、ドゥカティ勢が揃ってタイムを縮め始め、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)、ミラーが1分45秒台でトップ3に浮上。好調な様子を見せた。その後ペトルッチは1分44秒931までタイムを縮め、トップタイムを更新している。
セッションも終盤に入った残り13分頃、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が1分44秒816をマークし、トップタイムが入れ替わった。
残り時間10分を切ったタイミングでカル・クラッチロー(LCRホンダ)が3番手タイムに食い込む1分45秒110を記録。腕上がりの手術後の状況はまだ良い状態ではないと語っていたが、驚きの速さだ。
各ライダーが終盤になり攻めた走りに入っていくと、残り7分でミラーが1分44秒735をマークしトップタイムを更新。ポルも僅差の2番手に並んだ。
トップタイムの奪い合いは更に激しくなり、ペトルッチ、ミラー、ドヴィツィオーゾと、次々とドゥカティ勢によって首位が入れ替わっていく。そんな中、ビニャーレスが1分44秒180で他をねじ伏せてトップに浮上し、セッションは残り3分を切った。
結局ビニャーレスがトップのままチェッカーが振られたが、最後の計測ではビニャーレスのタイムをドゥカティ勢が次々と更新していった。しかしここでサプライズがあった。最終的にトップタイムを記録したのは、なんとアプリリアのブラッドリー・スミスだったのだ。タイムは1分43秒804だ。
2番手には母国戦のヨハン・ザルコ(アビンティア)、3番手にはペトルッチが続いた。
FP1で不調だったのはポイントリーダーのクアルタラロだ。セッションを通じて下位に留まり、最終的に18番手でFP1を終えた。
また中上貴晶(LCRホンダ)も目立つタイムは残しておらず、1分46秒474で17番手タイムとなっている。
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