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アルファード/ヴェルファイア新旧比較 大幅値上げ はっきり差別化 色/グレード大幅減

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アルファード/ヴェルファイア新旧比較 大幅値上げ はっきり差別化 色/グレード大幅減

アルファード/ヴェルファイア新旧比較

2023年6月21日に新型モデルが発表となった、トヨタの高級ミニバンであるアルファード/ヴェルファイア。

【画像】じっくり見たい新型トヨタ・アルファード/ヴェルファイア【発表会の現場より】 全198枚

アルファードは4代目、ヴェルファイアは3代目となるが、従来型との違いをチェックしてみたい。

まず大きく変わったと言えるのが、両車の立ち位置だろう。今までアルファードとヴェルファイアは完全な兄弟車として、主に内外装の意匠で差別化を図ってきた。しかし新型では兄弟車関係であることは継続しながらも、搭載エンジンのラインナップなどで明確な違いを打ち出してきたのだ。

両車ともハイブリッドモデルについては2.5L+モーターのシリーズパラレルハイブリッドシステムを搭載するのは共通ながら、ガソリンモデルについてはアルファードが従来型にも搭載されていた直列4気筒の2.5Lエンジンを採用しているのに対し、ヴェルファイアはダイナミックフォースエンジンの直列4気筒2.4Lターボエンジンを搭載し、フロントパフォーマンスブレースを装着(ハイブリッド含む全車)し、専用のサスペンションチューニングを施すという明確な違いを打ち出している。

なお従来型との比較となると、2.5Lガソリンエンジンは従来型と変わらない。一方2.5Lハイブリッドは排気量は変わらないが、エンジンはダイナミックフォースエンジンになり、モーターも置き換えられた。

そして従来型にあった3.5L V6ガソリンは廃止となり、その代わりに2.5Lターボが追加された形となっている。

ボディサイズはほとんど変わらず

従来型でも十分すぎる広さを持ち合わせていたこともあってか、ボディサイズは新型でもほとんど変更はなし。

従来型は全長4950mm×全幅1850mm×全高1950mm(エアロ仕様)となっていたが、新型のボディサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1945mm(17インチ仕様は1935mm)とわずかに全長が長くなった以外はほぼ同一の数字となっている。

ただし、車両重量は従来型よりも重くなっており、最も軽量なアルファードの2.5Lガソリン2WDモデルでも2060kgと堂々の2t超。従来型の最軽量モデルは1920kgだったので、一気に100kg以上の重量増ということになった。

そして、その重量増に対応するためか、ホイールは従来型のP.C.D.114.3の5穴仕様から、P.C.D.120の5穴へと変更され、タイヤの外径も従来型よりも一回り大きなサイズとなった。

そのため、従来型ユーザーはそれまで使用していたホイールはもちろん、スタッドレスタイヤなども使い回しができないという点は悩ましい問題となりそうだ。

一方、燃費性能は重量増があったにもかかわらず、ハイブリッドモデル(2WD)は17.5-17.7km/L(従来型は14.8km/L)と大幅に良化。ガソリンモデル(2WD)でも2.5L自然吸気仕様が10.6km/L(従来型2.5L自然吸気は10.6-10.8km/L)と、3.5LV6の代わりとなる2.5Lターボモデル(2WD)で10.3km/L(従来型は9.9-10.2km/L、どちらもハイオク仕様)でほぼ同等の性能を有している。

価格上昇 グレード大幅にスッキリ

従来型はエアロ仕様と標準仕様、7人乗りと8人乗りなどが存在してグレード体系もかなりのワイドバリエーションとなっていたアルファード/ヴェルファイア。しかし、新型では思い切ったダイエットを敢行し、それぞれ3グレードのみのシンプルな構成となった。

アルファード/ヴェルファイア両方に設定される上級グレードとしては、従来型にも設定されていた「エグゼクティブ・ラウンジ」が用意され、こちらは2.5Lハイブリッドのみのラインナップ。

このグレードは2列目シートの快適性を重視した仕様となっており、飛行機のファーストクラスを思わせるエグゼクティブラウンジシートにパワーオットマン、14インチリアシートエンターテイメントシステムのほか、後席から空調やオーディオ、照明、サンシェード、シート機能などをタッチディスプレイで操作できるリアマルチオペレーションパネルなどが備わるのが大きな特徴だ。

それ以外のグレードとしては、アルファードに「Z」、ヴェルファイアに「Z Premier」が用意され、こちらでは2.5Lハイブリッドと2.5Lガソリン(アルファードは自然吸気、ヴェルファイアはターボ)が用意されるという非常にシンプルなもので、乗車定員はすべての仕様で7人乗りのみとなっている。

シンプルになったのはボディカラーも同様で、ヴェルファイアはプラチナホワイトパールマイカとブラックの2色、アルファードもそこにプレシャスレオブロンドが追加される3色のみの展開となった。

一方の価格はアルファードが540万円~872万円、ヴェルファイアが655万円~892万円となり、従来型の約350万円~というスタート価格は大幅に上昇している。

ただ、アルファードには「Gサイドリフトアップチルトシート装着車」という福祉車両が設定されており(2.5Lハイブリッド&ガソリンが選択可能)、Zグレードよりも安価な4720000円~5648000円という価格設定となっているため、今後エントリーグレードとして通常の「G」グレードが設定される可能性もありそうだ。

また今後はプラグインハイブリッド車を追加投入する予定があることもアナウンスされており、更なる高額なグレードが登場することは間違いなさそうだ。

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みんなのコメント

30件
  • エクステリアもインテリアも完璧

    日産はこれら見て意気消沈し、新型エルグランドなんて出そうと思わなくなったのでは

    出すなら100万くらいは安く出さないと。。。


  • アンチ「もうそろそろ、記事止めてくれ・・・疲れたわ・・・」
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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