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バスティアニーニ、2024年型のプロトタイプバイクに好感触「2023年よりも良いスタートだ」

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バスティアニーニ、2024年型のプロトタイプバイクに好感触「2023年よりも良いスタートだ」

 ドゥカティのMotoGPファクトリーライダーであるエネア・バスティアニーニとフランチェスコ・バニャイヤは、負傷の影響で9月のミサノテストを欠席。バレンシアで行なわれたポストシーズンテストで、初めて2024年型バイクのプロトタイプに触れた。バスティアニーニは、この新型バイクに好感触を得たようだ。

 バスティアニーニは2023年シーズン、怪我の影響に苦しめられたが、その影響がない時にも2023年型のデスモセディチGP23への適応、特にコーナーへの進入時に苦労した。

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 バスティアニーニは2024年型のバイクはエンジンブレーキを含むほとんどの部分で優れていると語ったが、コーナーへの進入に関しては良くなっているとはいえ、まだ改善が必要だという。

「2024年型マシンの第一印象は最初から良かった」

 テストを8番手で終えたバスティアニーニはそう語った。

「23年型マシンと比べて大きな違いはないけれど、マシンは良くなっている」

「セットアップの面でも良くなっている。今年はマシンのセッティングを変えることができなかったからね」

「コーナーへの進入はもう少し改善する必要がある。このマシンの現時点での限界はあるけど、23年型に比べれば良くなっている」

「コーナリング中も良くなっている。でもセットアップでも改善しているんだ」

「新しいバイクのエンジンも良くなっている。速いし、スロットルの最初のタッチも良い」

「エンジンブレーキも良くなっているが、23年型に似ている。でも何か違うことを試してみなくちゃいけない」

「ペッコ(バニャイヤ)は違うことを試していたし、彼のスタイルに合っていた。セパンテストではこの部分でトライしてみるつもりだ。この部分は、エンジンブレーキに役立つだろう」

 バニャイヤもマシンの進歩を絶賛したが、パワーデリバリーが弱点だと指摘した。

「ドゥカティのエンジニアと技術者たちは、この仕事に満足していると思う」

「多くの点で、すでに(2023年型バイクと)同じだし、これは本当に良いスタートだ」

「そして他の点では、より良くなっている。だから本当に良い始まり方だ。バレンシアは色々なことを試すのに最適なサーキットではないし、風のせいで酷いコンディションだった」

「それでも試したかったことは全てできたし、セッションごとに良くなっていった。コーナーへの進入に関しては、僕が求めていたものを改善することができた。パワーデリバリーを改善する必要があるが、時間はある」

 2024年仕様のパワーデリバリーについては、バニャイヤが望むよりも少しアグレッシブすぎるようだが、2023年のマシンもこの部分で”スムーズすぎ”たのだという。

「僕にとって、昨年は逆の方向に行き過ぎていて、スムーズ過ぎたんだ。2024年はパワーを感じる」

 バニャイヤは2022年のエンジンがアグレッシブすぎたとして、2021年スペックとのハイブリッド仕様で2022年シーズンを戦っていたこともある。

 だがいずれにしても、バニャイヤとバスティアニーニの感触は悪くなかった様子。2023年シーズンを圧倒したドゥカティのバイク開発は順調に進んでいるようだ。

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