現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新車購入時の価格差はリセールに反映されず! ディーラーオプションが査定に有利にならないワケ

ここから本文です

新車購入時の価格差はリセールに反映されず! ディーラーオプションが査定に有利にならないワケ

掲載 28
新車購入時の価格差はリセールに反映されず! ディーラーオプションが査定に有利にならないワケ

自分好みに仕立てたくなるのがクルマ好き

 新車購入に際しては悩ましいことだらけである。「どのクルマにしようか」から始まり、購入車種が決まれば、ボディカラーやグレード、そして値引き交渉などさまざま。そのなかで気をつけなければならないのがオプション選びだ。

ドアバイザーが必要な人とは? 装着のメリット・デメリットを紹介

ディーラーオプションはプラス査定にはならない

 メーカーの生産工場から出荷され、新車ディーラーに配車された段階で装着する、“ディーラーオプション”と呼ばれるものは残念ながら愛車の価値を高める効果は期待できない。

 そのため、アクセサリーカタログに掲載されているエアロパーツなどを購入して装着しても、その分愛車の価値がアップすることは原則的にない。ただし、汎用アクセサリーで有名ブランドのものならば、そのようなドレスアップモデルを中心に扱う中古車専業店などでは多少考慮されることはあるかもしれない。

 一般的に愛車の価値を高めるのはメーカーオプションとなる。メーカーが新車として生産するときにしかライン装着できないというのがその理由。車種によって標準装備ということもあるかもしれないが、サンルーフ、オプションカラー(パール系)、レザーシートなどは、愛車の価値を高める鉄板オプションといえよう。

ボディカラーも査定結果に大きく響く

 ホワイトやブラックのパール系オプションカラーは、どんな車種でも価値のアップは間違いないのだが、最近では個性的なオプションカラーが用意される車種も目立つ。オプションカラーだからといっても、個性の強いボディカラーでは、逆に愛車の価値をダウンさせてしまうこともある。

 例えば、いまやリセールバリューが安定した高さを見せるアルファードであるが、それを享受できるのは、ホワイトパールクリスタルシャインと、スパークリングブラックパールクリスタルシャインのふたつのオプションカラーのみとなっている。そのほかの色は標準カラーとなるのだが、パール系を選ばないと下取りや買い取り査定額が大幅ダウンすることは、ある程度覚悟しておかなければならない。というよりは、パール系のほうがより価値がアップすると考えたほうがいいかもしれない。

輸入車は売れ筋グレード&オプションを予め用意して販売

 車種によって選ぶべきオプションというのはだいたいあるので、セールスマンに聞いて納得できれば装着することをおすすめする。最近ではコスト削減の効果もあり、極端にメーカーオプションを設定しないモデルが日本車でも目立ってきた。輸入車は基本的に在庫車を販売することになるので、いままでの日本車のような細かいメーカーオプションは存在しない。というよりは、あらかじめ日本で選択の多いオプションを装着した仕様が在庫として管理されているのである。

 例えばメルセデス・ベンツならばAMGラインなど、必ずと言っていいオプションが装着されている在庫車がほとんどだが、これは日本の消費者の好みを反映させたもの。「あえてドイツで走っているスタンダードモデルでシルバーメタリック」にすると、納車に時間をかけて手に入れても、いまはAMGラインでドレスアップされたホワイト以外は、例えメルセデ・スベンツといえども、リセールバリューが芳しくないことは覚悟しなければならない。

 メカニカルなものでなく、個性を主張するようなオプションを選ぶと、万人受けしないので中古車として“売りにくいクルマ”となり、引き取り手が限られてしまって愛車の価値ダウンを招いてしまう。リセールバリューを気にするならば、オプション選びも慎重におこなってもらいたい。

こんな記事も読まれています

1000万円超え!? ホンダ新型「シビック“タイプR”」公開! 320馬力「直4」×MTのみ設定! 迫力エアロがカッコイイ「グループA」比国に登場
1000万円超え!? ホンダ新型「シビック“タイプR”」公開! 320馬力「直4」×MTのみ設定! 迫力エアロがカッコイイ「グループA」比国に登場
くるまのニュース
ランボルギーニの新型電動スーパーカー『テメラリオ』、英YASAの新開発モーター搭載
ランボルギーニの新型電動スーパーカー『テメラリオ』、英YASAの新開発モーター搭載
レスポンス
MotoGPのテスト中無線システム、バニャイヤ超辛辣な評価……使用拒否で「毎回ペナルティだろうね」
MotoGPのテスト中無線システム、バニャイヤ超辛辣な評価……使用拒否で「毎回ペナルティだろうね」
motorsport.com 日本版
[音を良くするコツをプロが指南]「スマホ」をシステムの中心に据えて良い音を楽しむ方法を伝授!
[音を良くするコツをプロが指南]「スマホ」をシステムの中心に据えて良い音を楽しむ方法を伝授!
レスポンス
3位&4位のフェラーリ、ドライバーたちに不満が残るレースに。サインツはピット指示に苛立ち、ルクレールは僚友に激怒
3位&4位のフェラーリ、ドライバーたちに不満が残るレースに。サインツはピット指示に苛立ち、ルクレールは僚友に激怒
AUTOSPORT web
レッドブル、今季の”最低地点”はイタリアGPだと振り返り「タイトルが遠ざかっていく瞬間だった」
レッドブル、今季の”最低地点”はイタリアGPだと振り返り「タイトルが遠ざかっていく瞬間だった」
motorsport.com 日本版
トヨタが2025年参戦体制を発表。ロバンペラが3冠目指しフルシーズン復帰、勝田を含む4名がフル出場へ
トヨタが2025年参戦体制を発表。ロバンペラが3冠目指しフルシーズン復帰、勝田を含む4名がフル出場へ
AUTOSPORT web
【WRC2025】トヨタ GAZOOレーシングはサミ・パヤリも加わり4台体制で挑む
【WRC2025】トヨタ GAZOOレーシングはサミ・パヤリも加わり4台体制で挑む
Auto Prove
100万円サポートクーポンが当たる!アルファロメオ、ブラックフライデーキャンペーンを実施中
100万円サポートクーポンが当たる!アルファロメオ、ブラックフライデーキャンペーンを実施中
LE VOLANT CARSMEET WEB
マヒンドラの新型電動SUV、最終ティーザー…11月26日デビューへ
マヒンドラの新型電動SUV、最終ティーザー…11月26日デビューへ
レスポンス
圧倒的な存在感!3.5リッターV6エンジン搭載の北米専用ミドルサイズSUV ホンダ「パスポート」がフルモデルチェンジ
圧倒的な存在感!3.5リッターV6エンジン搭載の北米専用ミドルサイズSUV ホンダ「パスポート」がフルモデルチェンジ
VAGUE
日産「新型セレナ」発売に反響多数! 「待ってました」「魅力的」 超スゴい「高性能4WD」&地上高アップの「イーフォース」追加へ! 待望の「性能向上モデル」14日発売
日産「新型セレナ」発売に反響多数! 「待ってました」「魅力的」 超スゴい「高性能4WD」&地上高アップの「イーフォース」追加へ! 待望の「性能向上モデル」14日発売
くるまのニュース
懐かしの肩パッド入りトップスがむしろ新鮮! 存在感抜群のコスチュームの「HELM LOYALZ」に会いに鈴鹿サーキットへGO!
懐かしの肩パッド入りトップスがむしろ新鮮! 存在感抜群のコスチュームの「HELM LOYALZ」に会いに鈴鹿サーキットへGO!
Auto Messe Web
PUBGモバイルとマクラーレンがコラボしたゲームを期間限定で無料配信
PUBGモバイルとマクラーレンがコラボしたゲームを期間限定で無料配信
Webモーターマガジン
全長4.9m超え! 国内“最大級”の新型「ステーションワゴン」発表! めちゃデカい「荷室サイズ」がサイコー! 圧倒的な“快適性”実現した新型「パサート」とは
全長4.9m超え! 国内“最大級”の新型「ステーションワゴン」発表! めちゃデカい「荷室サイズ」がサイコー! 圧倒的な“快適性”実現した新型「パサート」とは
くるまのニュース
NIO、第3のブランド「ファイアフライ」で小型EV市場参入へ
NIO、第3のブランド「ファイアフライ」で小型EV市場参入へ
レスポンス
“惨事”で終えたタナク「滑りやすいのは予想外」「彼はチャンピオンにふさわしい」/ラリージャパン最終日コメント
“惨事”で終えたタナク「滑りやすいのは予想外」「彼はチャンピオンにふさわしい」/ラリージャパン最終日コメント
AUTOSPORT web
ど派手なガルウイングだけど走ればガチもんのピュアスポーツ! 単なるSL300のリバイバルじゃない「SLS AMG」の韋駄天っぷり
ど派手なガルウイングだけど走ればガチもんのピュアスポーツ! 単なるSL300のリバイバルじゃない「SLS AMG」の韋駄天っぷり
WEB CARTOP

みんなのコメント

28件
  • 本当の車好きはリセールなんて考えないよ
  • なんか最近、土地転がしみたいにクルマを扱う記事多いけど、そんなこと考えてるヤツが乗らないクルマ買って、中古車価格つり上げて投資の真似事?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.92199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.92199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村