メルセデスのルイス・ハミルトンとアストンマーチンのセバスチャン・ベッテルはF1ハンガリーGPの際、同国で可決された『反LGBTQ+法』に反対する旨の発言をしていたが、ハミルトンはベッテルが声を上げたことを「誇りに思う」とコメントした。
反LGBTQ+法とは、先月ハンガリーで可決された、18歳未満の人々に同性愛やトランスジェンダーに関する描写を見せたり教えたりすることを禁止するという法律。これにはヨーロッパ中から非難の声が上がっており、EU加盟国の多くがこの法律を「性的指向、性自認、性表現に関する目に余る差別」だとしている。
■国歌斉唱時にメッセージ入りTシャツを脱がなかった4名に戒告処分。しかしベッテルは「次も同じことをする」と宣言
ベッテルはハンガリーGPの週末を通して、LGBTQ+の象徴でもあるレインボーをあしらったウエアを着用していた。レース前のセレモニーには、『Same Love』と書かれたレインボーカラーのTシャツで臨んだベッテルだったが、国歌斉唱の際にもこれを着たままだったことが「レースディレクターの指示に従わなかった」とみなされ、戒告処分を受けてしまった。なお、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ランス・ストロール(アストンマーチン)も同様に『We Race As One』のTシャツを脱ぎ忘れたために戒告を受けている。
ただ、FIAによる裁定が下される前、ベッテルはTシャツを着用することで失格になっても構わないとして、次のように語っていた。
「彼らは好きなようにすればいいし、僕も気にしない。僕はまた同じことをするつもりだ」
ベッテルがこのようなTシャツを着用していたことについて尋ねられたハミルトンは、4度のF1ワールドチャンピオンであるベッテルが声を上げ、モータースポーツ界の包括性向上に貢献したことを称賛した。
「セブが今週末、LGBTQ+のコミュニティのために声を上げ、このようなスタンスをとったことは素晴らしいと思う」とハミルトンは語った。
「今週末の初めに僕はそのことについて話した。彼がそうすることは重要だと思うし、それほど大きな問題にはならないだろう」
「僕たちは自分たちの立場を示さないといけない。僕たちは多様性と包括性を推し進めようとしているけど、このコミュニティ(LGBTQ+)も100%その中に入っている。彼のしたことを誇りに思う」
Tシャツだけでなく、レーシングシューズやヘルメットにもレインボーをあしらって意思表示をしていたベッテル。彼はハンガリーGP前の木曜日に、反LGBTQ+法についてこう語っていた。
「もちろん、法律を作るのは僕たちではない」
「でも、その法律の影響を受けている人たちへの支持を表明するだけでもやる価値はあると思うんだ」
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