昨年、ジョージ・ラッセル(現ウイリアムズ)、ランド・ノリス(現マクラーレン)、アレクサンダー・アルボン(現トロロッソ)と、実に3人ものドライバーをF1に送り込んだFIA F2。今年も期待のステップアップ組や、再起をかける復帰組など、楽しみなラインナップが揃った。今回は開幕ラウンドに先駆けて、全10チーム20台の中からmotorsport.com日本版の編集部がピックアップした5名を紹介する。
ニック・デ・フリーズ(ARTグランプリ)
F2で3年目のシーズンを迎えるデ・フリーズは今年、ルイス・ハミルトン(現メルセデス)ら多くのF1ドライバーを輩出してきた名門、ARTに移籍。計6日間行われたプレシーズンテストでは4日間でトップタイムを記録するなど、タイトル最有力候補の呼び声も高い。マクラーレンの育成ドライバーであるデ・フリーズは昨年、プレマで3勝を挙げランキング4位となったが、1勝に終わりながらも堅実な走りでランキング2位となった、同じくマクラーレン育成のノリスに先を越される格好となってしまった。今年はその悔しさをタイトル獲得という形で晴らし、F1ドライバーの座をたぐり寄せたい。
■ミック・シューマッハー「父ミハエルと比較されるのは、光栄なこと」
ミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)
今年のF2ルーキー勢の中で断トツの注目度なのが、7度のF1ワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハーを父に持つシューマッハーだ。昨年はユーロF3に参戦し、後半戦に突如覚醒。破竹の5連勝を含む8勝を挙げ、チャンピオンに輝いた。F2プレシーズンテストでもトップタイムを叩き出すなど、“最速のDNA”を存分に見せつけており、タイトル争いに絡んでくる可能性も十分あると言える。
松下信治(カーリン)
日本勢唯一の参戦となるのが、2年ぶりの復帰となる松下だ。松下はGP2時代の2015年から3年間、ARTから参戦した。これまでのチームメイト(ストフェル・バンドーン、セルゲイ・シロトキン、アルボン)が皆F1へと昇格する中、自らはランキング6位が最高成績と、F1への昇格を果たせないまま、昨年は日本のスーパーフォーミュラに参戦した。しかし、F1の夢を諦めなかった松下は、自らスポンサーを調達し、ホンダを説得。その甲斐あって、昨年チームタイトルを獲得した名門カーリンのシートを手に入れた。松下がF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを満たすにはランキング4位以上が条件であり、シーズンを通して表彰台、そして優勝を争う速さが求められる。
ジュリアーノ・アレジ(トライデント)
シューマッハーと並んで注目されている“2世ルーキー”がアレジだ。元フェラーリドライバーのジャン・アレジを父に持つ彼は、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員で、同じくFDAのシューマッハーが目下のライバルということになる。なお、昨年GP3を戦ったトライデントから参戦する。
タチアナ・カルデロン(BWTアーデン)
F2唯一の女性ドライバーとしてF1の舞台を目指しているのが、コロンビア人のカルデロンだ。彼女は昨年まで3年間GP3に参戦。昨年の終盤にはコンスタントに入賞を重ねるようになり、見事F2へのステップアップを果たした。参戦するBWTアーデンは、昨年福住仁嶺が苦しいシーズンを送ったチーム。今年のプレシーズンテストでもカルデロンはタイムシートの最下段に名を連ねることが多く、苦戦が予想される。
なお、FIA F2開幕ラウンドは、3月29日(金)からバーレーン・インターナショナルサーキットで行われる。
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