欧州向け 「モデルライフの間」は廃止せず
2020年モデルでフェイスリフトを受けるBMW6シリーズ・グランツーリスモ。路上でテストを行っているプロトタイプが目撃された。数日前に、米国では販売終了が発表されたばかりである。
【画像】6シリーズGT、5シリーズ 改良型プロトタイプ 全33枚
アウディA7のライバルであるBMW 6シリーズ・グランツーリスモは、3シリーズ・グランツーリスモと共に北米市場では販売終了が決まった。後者に関しては、3シリーズが既に新型に移行しているため予想できたことだが、新型3シリーズをベースとするグランツーリスモは作られない可能性が高い。
市場のスキマを狙った6シリーズGTは、世界中でその居場所を見つけることに苦戦している。特にSUVに人気が集中している米国市場はこのクルマに対して薄情だ。7月にはわずか65台しか売れていない。これに対し、X5は同期間に3800台も購入されている。
同じ7月に、欧州全域では428台が登録された。BMW英国法人の広報担当者は、6シリーズGTを「モデルライフの間に」廃止する計画はないと、AUTOCARに認めている。
プラグインハイブリッド追加は?
6シリーズGTは5シリーズや7シリーズと部分的にプラットフォームを共有するため、同じようなアップデートが施される見込みだ(2020年モデルの5シリーズは先日、テスト中のプロトタイプが目撃されたばかり)。つまり、外観は同じ流れに沿ってスタイリングが変更され、iドライブ・システムのアップデートなど、テクノロジー面も改良を受けるだろう。
すべてのガソリン・エンジンは、微粒子フィルターを装着するなど、環境性能の改善が図られる。
BMWが力を入れている電動化の一環として、新しいプラグインハイブリッド仕様が加えられる可能性もある。来年の発表が近づけば、さらなる詳細が明らかになるだろう。
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