MotoGP第17戦オーストラリアGPからの終盤3戦、LCRホンダの中上貴晶は右肩に負った怪我の治療のため欠場することとなった。その代役として、ヨハン・ザルコが出走する。
ザルコはKTMとの2年契約を今季限りで早期終了することを決定。KTMは第14戦アラゴンGPからザルコの代わりにテストライダーのミカ・カリオを起用したため、ザルコは実戦を離れることになった。
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当初はヤマハのテストライダーに就くのではないかと見られていたザルコだが、それをフイにしてでも彼は代役参戦を選んだようだ。
KTM移籍後はバイクへの適応に苦しみ厳しいシーズンを送ってきたザルコ。ホンダの『RC213V』を駆ってレースに臨むことで、彼自身の本当の実力はどの水準にあるのかを理解するまたとない機会だと語った。
もちろん、ザルコがRC213Vに乗るのは今回が初めてとなる。そのためバイクに対する先入観はあるのかを彼に訊くと、彼は次のように答えた。
「いいや、そういった考えはない。僕はただみんなを負かしまくっているある男(マルケス)を見ているだけだ。それは何故なのかを理解し、そこから学びたいと思っている」
「どうなるか見てみよう。僕としては、このバイクは競争力があると分かっているから、(RC213Vに乗ることで)自分のレベルがどのくらいの位置にあるのかが明確になるだろうね」
「このバイクに上手く乗れるなら、普通トップ10フィニッシュはするべきだろう。それが最低限だと思う。そのレベルに持ち込むには賢くないとね」
今回のザルコ“復帰”だが、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は彼のトップ10フィニッシュを予想している。
「トップ10フィニッシュは、ザルコにとって良い目標だろう」
「彼のキャリアにおいて“セカンドチャンスを得るに値する”と、自身の力を示さなければならない状況だ」
「ザルコにはとても厳しい週末が待ち構えている。だけど僕は彼がトップ10フィニッシュを果たすことは可能だと思っている」
今回LCRホンダから代役として出走する契約を結んだことで、ヤマハテストライダーとなるチャンスは失われたと、ザルコは語った。
また彼は2020年の選択肢として、Moto2への復帰が好ましいと述べている。
「(テストライダー就任の)可能性はまだあるけど、僕はトップライダーになりたいんだ。そしてトップライダーになるためには、レースをすることが必要だ。Moto2を走ることで自分の中のフィーリングを保つんだ」
「ファビオ(クアルタラロ)のやっていることを見ただろう。そして僕がMotoGPに来た時も、このクラスの経験が無かったけど上手くやったことを覚えている。レースへのムードがそこにはあったんだ」
「ライダーの移籍市場は2021年に再び開く。そしてそれは(2021年よりも)早い時期になるだろう。だからMoto2復帰が選択肢として浮かび上がってくるんだ」
「だけどこの瞬間、僕の将来はこの数レースであり、それが全てだ」
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