2024年F1第13戦ハンガリーGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはカルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、角田裕毅(RB)、ランス・ストロール(アストンマーティン)だ。
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=10位(70周/70周)
8番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
僕にとっては厳しいレースだった。最適な戦略だったとは思えないし、競争力も足りなかった。タイヤのデグラデーションにも苦労させられたしね。
【角田裕毅F1第13戦分析】モノコック交換でマシンを仕上げたRB。“レース中でも信じられなかった1ストップ”で9位入賞
次戦に向けて、チームとしてやるべきことがたくさんある。スパはこことは全然性格の違うコースだから、もう少し僕らのクルマとの相性もいいんじゃないかな。
■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=9位(70周/70周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
まずは、レースに間に合うように、昨夜から今朝にかけてマシンを修理してくれたメカニックとチームに心から感謝します。大きなクラッシュだったため、たくさんのものを交換しなければならず、簡単な作業ではありませんでした。でも彼らのハードワークによって、今日、ポイントを獲得することができました。チーム全員の功績です。
昨日のクラッシュの埋め合わせをすることができて、とてもほっとしています。特に自分のタイヤマネジメントには満足です。
ライバルたちより前でフィニッシュし、僕たちにとって重要なレースになりました。今後のレースに向けて、とてもポジティブな結果です。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(70周/70周)
17番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード
ファステストラップ:1分20秒305(55周)
優勝したオスカーを祝福したい。マクラーレンは本当に強いし、彼自身、とても良い走りをしているから、この結果にふさわしい。
予選で問題を抱えた後、今日のレースでは“ベスト・オブ・ザ・レスト”のポジションを狙うことになるのは分かっていた。でも、僕たちは暑いコンディションでは少し苦労する傾向があるので、その目標を達成することができなかった。レッドブルのセルジオ・ペレスは予想していたよりも速かったんだ。彼の前に出るために全力を尽くしたんだけどね。それでも8位とファステストラップというのはまずまずのリカバリーだった。
5戦連続で表彰台に乗ったことはポジティブな要素だ。僕たちは着実に前進しており、マシンは最近のグランプリよりはるかに良いパフォーマンスを発揮している。ルイスは今日素晴らしいレースをし、マシンのポテンシャルを示した。
今は数チームがトップで接戦を繰り広げている。すべてのチャンスを最大限に生かして、大量にポイントを稼ぐためにクリーンな週末を過ごす必要がある。次のスパからそれを実現していきたい。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=7位(70周/70周)
16番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ミディアム
これが今日僕たちに可能な最大限の結果だったと思う。ハードタイヤを履いたファーストスティントでは、オーバーテイクは不可能だった。ハードを最初に使うというのは、アグレッシブな戦略だったが、うまくいった。最初からすべてをうまくまとめ、正しい判断を下し、正しい進歩を遂げることが重要だった。
(予選でクラッシュしたため)チームは昨夜、僕のマシンを組み直さなければならなかった。セットアップは100パーセントではなく、相関関係が少しずれていた。そのため、今日マシンとの一体感を持つことができたのはポジティブなことだ。感触を取り戻しつつあり、自信を高める良い機会になった。
昨日クラッシュした後、今日マシンを走行できる状態にするために、チームは信じられないような仕事をしてくれた。僕としては、自分のパフォーマンスを、彼らのハードワークに匹敵するレベルまで最大限に高める必要があった。
僕にとっては、チームや僕と一緒に働いている人たちだけが重要だ。彼らに対してベストを尽くさなければならない。彼らはそれに値する存在だからね。
懸命に努力を続けていくために僕はここにいる。改善を続け、調子を取り戻す。僕たちにはトップで戦えるだけのペースがあるし、それを今日示した。表彰台に戻るのも時間の問題だ。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=6位(70周/70周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
僕にとってはタフなレースだった。まずスタートがあまり良くなかった。このハンガリーではそれが結果を大きく左右する。6位まで挽回するのに何台かをコース上で抜かなければならず、そのせいで最初の2スティントは厳しいものになったんだ。その後はずっと孤独なレースだった。ハードタイヤで長めに走ったので、最後のスティントは少しプッシュできたけどね。
ただ、この週末全体としては、昨日もそうだったように、トップを争ったクルマと比べるとペースに欠けていた。次のベルギーはまるで性格の異なるサーキットだ。チームとして好成績でシーズン前半を終えるためにも、スパではクルマに関してどういったアプローチを採るのか、よく考えておく必要がある。
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