2011年3月に国内発売されたWK型の登場から早10年を迎えた『Grand Cherokee(グランドチェロキー)』が約10年ぶりのモデルチェンジを実施し、既報どおり大幅に質感を高めた3列シート仕様のプレミアムSUVとして生まれ変わった。その名称も装い新たに『Grand Cherokee L(グランドチェロキーL)』となり、日本市場では“Limited(リミテッド)”と“Summit Reserve(サミット リザーブ)”の2グレード構成で、2022年2月19日より販売が開始される。
世界的なオフローダーである『Wrangler(ラングラー)』の最新モデル(JL型)と並び、プレミアムSUVの先駆者として日本でも高い存在感を示してきた旗艦モデルの最新型がいよいよ日本にも上陸。本国で“ユニボディ”と表現されるモノコック構造を維持しながら、アルミニウムの採用拡大で軽量化と燃費性能の向上を実現した最新世代へと刷新された。
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そのエクステリアは、1963年に誕生したラグジュアリーSUVの草分け的存在『ワゴニア』にインスピレーションを得たもので、優雅なロングノーズ・プロポーションや、広々としたキャビン、ならびに特徴的な逆スラントノーズを継承。フロントエアインテークにはパワートレインの冷却状況に応じて開口部のフラップを自動制御するアクティブグリルシャッターを新たに採用し、実用燃費の向上も図っている。
また全長5.2m級のフルサイズSUVでありながら、アプローチアングルをはじめとする対地障害角も充分に確保し、ラグジュアリーSUVの佇まいと優れたオフロード走破性を両立している。
その堂々たるエクステリアに併せて、厳選されたマテリアルと最先端テクノロジーの採用によりインテリアの質感も大幅に向上し、インストルメントパネルは水平基調で横方向の広がりが強調されたレイヤー状のレイアウトに。
中心部には10.1インチのデジタルタッチスクリーンが配置され、インフォテインメントシステムには第5世代のUconnectオーディオシステムを採用。全車アイシン製ナビゲーションシステムを搭載し、Apple CarPlay/Android Autoに対応するほか、予め登録した最多5名分のユーザープロファイルが登録可能となっている。
■ジープ初のロータリー式シフトセレクターを採用
コンソールに配置されたシフトセレクターはブランド初のロータリー方式が採用され、ギアが切り替わったことが指先に伝わるフィードバック機能により直感的な操作が可能に。その両脇には路面状況に合わせて車両設定を切り替えられるセレクテレインや、車高調整機能といった走行性能に関わる機能が集約された。
また快適性を高める装備として、3ゾーンまたは4ゾーン温度調整機能付オートエアコンディショナーやアンビエントLEDインテリアランプ、パワーリフトゲート、115V アクセサリー電源アウトレットなどを標準装備。
上級グレードのサミット リザーブでは、フロント16ウェイパワーシート、フロントマッサージ機能、McIntosh(マッキントッシュ)プレミアムサウンドシステム、置くだけでスマートフォンの充電ができるワイヤレスチャージングパッド、ハンズフリーパワーリフトゲートなど充実の装備を備える。
運転支援機能には、車両周辺の障害物をモニター上で確認できるサラウンドビューカメラ、ヘッドアップディスプレイを搭載し、上級の"Summit Reserve"では後席の乗員や荷物の有無に関わらず後方視界を確保できるデジタルリヤビュールームミラーに、車線中央を維持した走行をサポートするアクティブドライビングアシストを装備。一方のリミテッドには、交差点衝突回避支援機能となるインターセクションコリジョンアシストなど、初採用の機能が数多く備わっている。
乗車定員はリミテッドが7名で、上級のサミット リザーブは6名となり、パワートレインにはいずれも3.6リッターV型6気筒自然吸気エンジンの“ペンタスター”に、8速オートマチックトランスミッションの組み合わせ。ボディカラーはダイアモンドブラッククリスタルP/C、ヴェルヴェットレッドP/C、バルティックグレーメタリックC/C、ブライトホワイトC/Cの4色が設定され、"Summit Reserve"のみバルティックグレーメタリックC/Cを選択した場合、ルーフがブラック仕上げとなり、価格は"Limited"が788万円、"Summit Reserve"が999万円となっている。
公式サイト:https://www.jeep-japan.com/all-new-grand-cherokee-3-row.html
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