閉館前のイベントとして、2/23はホンダ青山ビル建築ツアー、1/10~3/31の期間は1階で特別展示を開催
ホンダは、東京都港区南青山に所有するHonda青山ビル(以下、青山ビル)の建て替えのため、同ビル1階のHondaウエルカムプラザ青山を2025年3月31日で休館、同ビル内での業務も2025年5月で終了すると発表した。それにともない、建て替え前の最後のイベントとして、青山ビルに込められたフィロソフィーを体感してもらう同ビル建築ツアー(事前申し込み制)と、39年間のHondaウエルカムプラザ青山の歴史を振り返る展示イベントを2025年1月10日(金)から閉館までの期間で開催する。
【画像6点】39年の歴史を重ねたHonda青山本社ビルのこだわりを一端をチェック!
建築ツアーならびに、ウエルカムプラザ青山での期間展示の概要は以下の通り。
【Honda青山ビル建築ツアー】
初代本社ビルであり、2023年に解体された「八重洲ビル」に込められた創業者の想い・Hondaフィロソフィーを継承したのが青山ビル。その建築を通してビルに込められた想いを、八重洲ビルの建築ツアーも担当した建築史家の倉方俊輔先生を案内人にして開催。
■開催日:2025年2月23日(日)
■開催時間:10:00~11:30/13:00~14:30/15:30~17:00※計3回開催
■開催会場:Honda青山ビル(1階ウエルカムプラザ青山に加え、ビル内部も含む)〒107-8556東京都港区南青山2-1-1
■募集人数:75名を予定(25名様×3回)
※応募多数の場合は抽選
■参加料金:無料
■ツアー案内人:倉方俊輔(建築史家・大阪公立大学教授)
■ツアー応募期間:2025年1月24日(金)~2月9日(日)
■ツアー詳細・お申込み方法:建築ツアーURLをご確認のこと
【Hondaウエルカムプラザ青山・展示概要】
閉館までの約3カ月間で、これまでの歴史を振り返る展示を実施。青山ビルの竣工した1985年から現在までに話題となった製品やイベントなどの、ウエルカムプラザ青山でゆかりのある展示を計画中。
■開催期間:2025年1月10日(金)~3月31日(月)
■開催時間:10:00~18:00
※他イベントのため、開催時間が異なる日があります
■開催会場:Hondaウエルカムプラザ青山
〒107-8556東京都港区南青山2-1-1 Honda青山ビル
■参加方法:入場自由
ホンダのフィロソフィーを取り入れ1985年に建設された2代目の自社ビル本社「Honda青山ビル」
青山ビルは、当時の国際化や情報化といった時流に対応し、本社機能の充実、効率化を図るため、1985年に建設。同ビルにはホンダのクルマづくりの考えである安全性、省エネルギー、居住性、操作性、機能優先のデザインが導入されており、一例としてバルコニーには、上部への延焼とガラスの落下を防ぎ歩行者の安全を確保するなど、防災、安全に細心の配慮がなされている。
また、ビル開館と同時に、社会との調和、コミュニケーションを図る場として、1階にHondaウエルカムプラザ青山を開館。新製品や技術の展示、各種イベントの開催などの運営をしてきた。ビルの地下3階には35トンのカナダ産ヒバの大樽2つがあり、貯水された水は「宗一郎の水」として一般の方へも無料で提供され、災害時の飲料水としての役割も担ってきたという。
39年の歴史を重ねてきた青山ビルだが、社会や産業が急速に変革に向かう中、ホンダは将来にわたり人々や社会から「存在を期待される企業」であり続けることを目指すため、「イノベーションを生み出す変革と発信の拠点」となるグローバル本社機能を構築することが必要だと考え、それを実現できる新たなビルへの建て替えを行う。なお現在の青山ビルは 2025年度に解体し、同地に建設する新たなビルは2030年度の完成を目標としている。また建て替え期間中、同ビルに勤務していた従業員は、東京都港区の虎ノ門アルセアタワーと埼玉県和光市のHonda和光ビルに分かれて業務を行うという。
まとめ●モーサイ編集部 写真●ホンダ
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