フォーミュラE第7戦ローマePrixの予選が行われ、アンドレ・ロッテラー(DSヴァージン)がポールポジションを獲得した。
シーズン折り返しとなるローマePrix。歴史的遺産に溢れる街ローマ市内を、最新の電動レーシングマシンが駆け抜け、予選セッションが行われた。予選は、雨も絡む難しいコンディションとなった。
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まずランキング上位5人が出走した予選グループ1では、BMWアンドレッティのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが1分30秒804でトップタイムを記録。2番手には0.076秒の僅差でサム・バード(ヴァージン)が続いた。3番手ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)、4番手には前戦で勝利を収めたジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)となった。
グループ2に参戦したマシンは、軒並み速さを見せた。まずエドアルド・モルタラ(ベンチュリ)が全体首位に立つと、ロビン・フラインス(ヴァージン)とパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)もグループ1のマシンを上回る。それ以上に圧巻だったのがアンドレ・ロッテラー(DSテチータ)だ。ロッテラーは全セクターでトップタイムを叩き出し、2位モルタラを0.636秒も千切る圧倒的な1分29秒761を記録した。
グループ3は波乱の展開となる。BMWアンドレッティのアレクサンダー・シムスが、マシントラブルにより減速し、コースサイドにマシンを止めた。大きな影響もなく、後続の各車がアタックを続けていく。中でもセバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)はセクター1でロッテラーを上回る速さを見せた。
しかし結局、赤旗中断の裁定が下る。ミッチ・エバンス(ジャガー)は赤旗中断直後に2番手タイムを出したが、これは認められず……セッションは仕切り直しとなった。
そのやり直しアタック、フェリペ・マッサ(ベンチュリ)がまず5番手に入る。ただ、これを上回ったのはエバンスとブエミ。エバンスはこの時点で全体2番手、ブエミは3番手となり、スーパーポール進出圏内に入った。オリバー・ローランド(日産・e.ダムス)はウォールと接触するシーンもあり、総合8番手となった。
予選グループ4は、若干の降雨があったものの、出走ドライバーたちが奮闘した。まずはHWAのストフェル・バンドーンが1分30秒207で総合3番手。マキシミリアン・ギュンター(ドラゴン)がこれに続く。そしてホセ・マリア・ロペス(ドラゴン)はこの2台を上回り総合3番手……グループ4からは3人がスーパーポールセッション進出を決めた。
結局ロッテラー、エバンス、ロペス、バンドーン、ギュンター、ブエミがスーパーポールセッションへの出場権を得た。
ただグループ4が終わると、雨脚が急激に強くなり、観客席には傘の花が咲いた。しかしコース全域が雨に見舞われているわけではないようで……スーパーポールセッションは難しいコンディションになることが予想された。
最初の出走はブエミ。しかし、箇所によってはザッと雨が降ったようで、インスタレーションラップではオーバーランするシーンもあった。アタックではブエミは慎重にマシンをコントロール。1分36秒331というタイムをまとめ上げた。
続いてコースインしたギュンターも、やはりインラップでブエミと同じコーナーをオーバーラン。ただアタックでは全セクターでブエミを上回り、この時点でトップに立った。
ただ、バンドーンが脅威のアタックを見せる。彼はインスタレーションでもオーバーランすることなく、そしてアタックでは全セクターでギュンターを上回り、1分33秒233。なんとギュンターに2.4秒の差をつけるトップタイムをマークしたのだった。ただ続くロペスも、先に走ったチームメイトのギュンターからのフィードバックもあったか、バンドーンを0.327秒上回る1分32秒906でトップとなった。また雨脚も弱まっており、コンディションは回復傾向にあるようだった。
続くエバンスも当然とばかりにタイムアップ。1分32秒483でロペスを上回って首位に立つ。
最後にアタックしたのはロッテラー。セクター1、セクター2と全体ベストでクリアする。しかしブエミやギュンターがオーバーランしたターン13で痛恨のミス! マシンをスライドさせてしまう。
この瞬間、ジャガー陣営が喜び、エバンスのポールポジション獲得を確信した。
しかしロッテラーは諦めなかった。なんとかコースにマシンを留め、残る区間を猛アタック。そしてエバンスに0.360秒の差をつけ、ポールポジションを獲得してみせた。ロッテラーにとっては、これがフォーミュラEでの初ポールポジションである。
結局エバンスが2番手、以下ロペス、バンドーン、ギュンター、ブエミというトップ6となった。
フォーミュラEローマePrixの決勝レースは、この後日本時間の4月13日(土)23時3分にスタートを迎える。
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