バイク界のオシャレ番長と言えば？ ドゥカティ「スクランブラー フル・スロットル」は走りも見た目もフルスロットルで楽しめる1台～小野木里奈の○○○○○日和～

トータルコーディネートが楽しめるファッションバイク

　皆さん、こんにちは！ バイク好き女優の小野木里奈です。ライダーの皆さんは、バイクに乗る時はおしゃれも楽しみたいですよね。

　以前から私のコラムを読んでいる方は知っていると思いますが、私はバイクを選ぶ時はまず見た目を重要視します！(笑)　

　バイクは車体だけを眺めるのも楽しいのですが、やはり人が乗って初めて見栄えが完成すると私は思います。だからこそ、車体のデザインを見て、どんな服装やヘルメットを被って走ろうかな？ と考えるのも楽しいポイント。

　そういうことで、今日はおしゃれ番長かのようなドゥカティ「スクランブラー フル・スロットル」の試乗記です。それでは、いってみましょう！　　第一印象は「なんだ、このオシャレバイクは！」と思わず声に出てしまったほど。私が今回試乗したカラーは「ROSSO GP 19／DARK STEALTH」で、真っ黒なベースカラーの全体にレッドオレンジを散りばめたデザイン。

　真っ赤にもオレンジにも見える独特な色で、カラーリングだけでもう既におしゃれ度が高すぎませんか？

　さらに、この試乗ロケの日にたまたま着ていたラフ＆ロードのジャケットと配色が似ていて、相性が良かったことが個人的に嬉しかったです(笑)。　　ヘッドライトは大きくバッテンがかぶせられたデザインで、こんなヘッドライト見たことがない！ 一方でウィンカーはフロントもリアも小さくて、まるでカスタムしたかのようですが、もちろんノーマルです。

　おしゃれといえば、鍵まで格好良い！ちょっとしたことかもしれませんが、鍵のデザインも格好良いとオーナーとしても気持ちが上がるもの！ 細かいところまで徹底したデザインへのこだわりを感じました。

　総排気量803ccの大型バイクとは思えない小柄な車格も個人的にお気に入り。スリムでオフロードバイクのような要素も持ち合わせているため、とても扱いやすそうな印象を感じることができ、初心者ライダーでも臆することのない車体のサイズ感です。　　それでは、恒例の足つきチェックでございます！ 私(=身長160cm)が跨ると両足のつま先がつく程度。シート高は795mmで、シートの太もも周りも比較的スリムで足を開きすぎない状態をキープできるので、両方のつま先でしっかりと地面を支えられました。

　車両重量は176kgなので、取り回しもしやすい印象。大型バイクとなると車体が大きくてずっしりとしているイメージがあるかもしれませんが、このスクランブラー フル・スロットルは、そのイメージを覆してくれました。　　そしていよいよ、発進です！ エンジンをスタートさせると、乾いたようなちょっと荒々しさも感じるワイルドな音が聞こえます。

　走り出してみると、最初はアクセルを回すたびにドコドコ感のある乗り心地。加速すると大型バイクのパワーから、ドコン、ドコンとスピードアップしていく感覚で、滑らかというよりもメリハリのある加速感が好きな方にはたまらないと思います。

　運転姿勢はゆったりとしていて、ネイキッドならではの上半身が楽な姿勢、オフロードバイクを感じさせるニーグリップの良さが両立されている感じ。

　姿勢が楽という一面は、大型バイクを扱う上でも操作のしやすさが大きく変わると思います。加えて、ハンドリングも軽快で、コンパクトな車体が思うままに方向転換してくれる感覚を楽しむことができました。　　コーナリングもとても軽快で、車体を無理に動かしているのではなく目線と共に体重が自然と移動した時に、即座に反応してスイスイっと走ってくれます。

　車体がスリムでニーグリップがしやすいので、Uターンも難なくこなすことができました。大型バイクはパワーが大きいので低速でUターンをする時はアクセルの調整がより繊細になり難易度が上がりますが、運転姿勢とニイグリップのしやすさで体をリラックスさせられるので、操作に集中することができたんだと思います。

　軽快だからこそ、街中の複雑な細道などでも大活躍しそうな予感！ もしこのバイクで都内を駆け巡ったら、思わず振り返ってしまうようなデザイン性の高さを持ち合わせているし、運転も軽快にできるので乗っている私自身も「運転が上手くなった？」と、充実感を感じさせてくれる性能の高さも感じます。

　ヘルメットやシューズ、ウェアのデザインをこのバイクの配色に合わせて全身一体感のあるおしゃれを楽しむ事も出来そうな1台。価格(消費税込)は153万8000円からです。　　いかがでしたか？ 気になる方はぜひ試乗してみてくださいね。（小野木里奈）

Comments

[DBrown]

真っ白なジェットヘルメット・・・

[sym********]

趣味じゃなく、業務用として選ぶならどのバイク？

服で言うならアルマーニよりワークマン。
みたいな。

ワタシはそっち派なので鈴菌。
合理性は究極の美である。