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新型ステップワゴンは300万円から! 値段で考えると「ほかの選択肢」は何がある?

掲載 更新 16
新型ステップワゴンは300万円から! 値段で考えると「ほかの選択肢」は何がある?

 この記事をまとめると

■ホンダから新型ステップワゴンが登場

超便利な「わくわくゲート」はなぜ受け入れられない? ホンダ・ステップワゴンが苦戦するワケ

■価格は約300万円から

■いま300万円前後のクルマを購入する場合の選択肢を検証する

 フリードであれば「Modulo X」も射程内

 2021年はミニバンの当たり年、そして間違いなく、Mクラスボックス型ミニバンが激戦を繰り広げるであろう1年になる。そう、2021年1月に新型ノア&ヴォクシーが発売済みで、春には新型ステップワゴン、年内にはセレナもフルモデルチェンジされるというウワサである。

 さて、ここでは約300万円スタートと言う価格が判明した、新型ステップワゴンを軸に、300万円前後のクルマを購入するとして、ほかにどんな選択があるかを、ちょっと視野を広げて検証してみたい。

 同種のMクラスボックス型ミニバンでは、もちろん、新型ノア&ヴォクシーやセレナが射程内に入ってくる。ノアなら事実上の基本グレードとなる2リッターガソリン2WDのGが297万円。新型でエアロモデルのみになったヴォクシーは同基本グレードのS-Gで309万円と、ちょっと高くなる。セレナはと言えば、さすがにe-POWERは選べず、フツーの2リッターガソリン車になってしまうが、それでもエアロ系のハイウェイスターVが307.0100万円である。

 とはいえ、現在、ホンダ車に乗っていて、ホンダディーラーとも親しいので、自動車メーカーは変えられない……。しかし、ドライバー本人が年齢を重ねていたり、家族構成が変わったりして、全幅1750mmに達すると言われているステップワゴンのサイズまではいらない、というなら、ホンダ内のダウンサイジングミニバンと言えるフリードがある。ホンダセンシングなどの先進機能は新型ステップワゴンに遠く及ばないだろうが、コンパクトカーでもミニバンならではの室内空間、見晴らし視界を譲れないのであれば、適役かも知れない。

 もちろん200万円前半から買えるのだが、もし、新型ステップワゴン エアーの300万円スタートという価格を基準すれば、ハイブリッドのe:HEVクロスターの4WD、301.84万円や、走りが磨かれたよりスタイリッシュなModulo Xの295.0200万円も予算内となる。

 輸入車のVWゴルフも購入することができる

 現在、ミニバンに乗っている人でも、すでに子離れしていて、家族は2~5人。惰性で「今度もミニバンにしようか」と、漫然と考えてはいないだろうか。確かにボックス型ミニバンの広大な室内空間、高く見晴らしのいい爽快視界は魅力的だが、3列目席などまず使わないような家族構成、使い勝手になっているとしたら、今、ミニバンに乗っているからといって、次もミニバンにする必要はまったくないと言っていい。

 そこでお薦めしたいホンダの300万円カーが、ホンダ内の真打ちとなり得るヴェゼルである。車格感、欧州プレミアムSUVに迫るスタイリッシュさ、そして走りの質感、快適感もバッチリなのである(走りの面では断然、4WD推奨)。しかも、ステップワゴン エアーの300万円という価格に合わせれば、なんとハイブリッド、e:HEVのお薦めグレード、Zの4WDがちょっと予算オーバーになるとはいえ、311.85万円だ。そろそろミニバンからSUVに乗り換えようかな? なんて思っているとしたら、じつにゴキゲンな乗り換えるべき1台となる。ちなみにZグレードの2WDなら289.85万円である。

 一方、3列シートは譲れないものの、ここでミニバン以外のクルマに乗り換えてみるのもいい……と思っているなら、いっそマツダのCX-8はどうだろう。大型SUVにして、3列目席は乗降性、居住性ともに下手な3列シートミニバンよりずっと快適だったりする。車格、ボディサイズも、Mクラスボックス型ミニバンからすれば、2クラス上。それで25Sというベースグレードなら、誰もがそんな価格だと思えない299.42万円なのである。スライドドアこそ備わらないものの、300万円で買える国産車のなかで、最高にリッチな気分になれて、エバリの効く1台となりうる。もっとも、4900mmの全長、1840mmの車幅が許せるのであれば、だけど。

 そのほかにも、2列シート、リヤヒンジ式ドアとなってしまうものの、300万円をキーワードとすれば、SUVのRAV4やハリアーのベースグレード、そして2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー インポートカー・オブ・ザ・イヤー受賞の世界のコンパクトカーの基準であり続ける最新のVWゴルフ8も予算内である。300万円のクルマ選び、視野を広げれば、なかなか面白く、悩めるではないか。

 もっとも、現時点で新型ステップワゴンの全貌は明かされていない。新型ステップワゴンを軸に新車の購入を検討しているなら、新型の全貌が明らかにされる春を待つべきだろう。あらゆるものの物価が高騰している今、新型ステップワゴンの300万円スタートという価格設定は、けっこうリーズナブルとも思えてくる。

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みんなのコメント

16件
  • N-BOX以外に、選択肢があるの?
  • ノアが270万円からある。
    この車に300万円を出す価値があるだろうか?
    何かノアを超えられるようなアピールポイントがあるのか?
    普通の購買層はそう考えるぞ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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