F1第2戦バーレーンGPの終盤で、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のマシンにコントロールシステムのトラブルが発生し、初優勝目前だった彼はスローダウンを余儀無くされた。その後もフェラーリのマシンには予選中に何度かトラブルが発生し、ルクレールとセバスチャン・ベッテルが上位グリッド獲得のチャンスを失う場面があった。
このようなトラブルが頻発したことにより、チーム代表のマッティア・ビノットは以前、フェラーリが“内部プロセス”を見直す必要があると語っていた。
■ダウンフォースを重視すべきだった……フェラーリ代表、マシン開発方針を後悔?
そんな中、フェラーリに起きた一連のトラブルは、昨年までテクニカルディレクターを務めていたビノットがチーム代表を兼務するようになったことが原因ではないかとする声も上がるようになった。しかし、ビノット本人はそれは無関係だと主張した。
「現時点で答えは出ていないが、率直に言ってそれが原因だとは思わない。起きてはいけないことが起きたということは事実だ」とビノットは語った。
「昨年以前と比べて何も変わっていないように思う。これまでのシーズンでも信頼性や競争力が十分ではなかった。全体的な開発のアプローチをなんとかしなければいけない」
「開発における信頼性の優先順位をどうするかは、チャンピオンシップでどの位置にいるかにもよる。単に発生した問題を修正するのではなく、適切なアプローチを行っていかなければ、信頼性の問題は解決しない。現在話し合っているのはそういったところだ」
ビノットの下には現在、シャシー、パワーユニット、サプライチェーンなど各部門の責任者がおり、彼を支えている。さらに、5月にアルファロメオを離脱し、フェラーリに“出戻る”ことが濃厚とされているシモーネ・レスタについてもビノットは言及。「組織における主要な柱」であると表現しており、加入はほぼ確実なものと見られる。
フェラーリは信頼性の問題に加えて、マシンの改善にも苦戦している。特にフランスGPで行ったアップデートが機能しなかったことは、チームにとって大きな打撃となった。
「我々の持ち込んだフロアは期待外れに終わった。その原因は理解したので、今後我々が精度の高いパーツを持ち込む為の助けになったと思う。言ってみれば、チームのノウハウの一部になったんだ」
「(新体制となった)我々はチームとしてはまだ若いと常々言ってきた。みんな新しい役割に就いて間もないんだ。ノウハウというものは時間をかけて、シーズンを通して築き上げていくものだ」
「だから私は、チームが問題に対処している時は悲観的ではないんだ。もちろん、そうしている間にもパフォーマンスを向上させる機会を失っているが、マシン自体は進歩しているんだ」
「だからこそ我々は冷静さを保つ必要があるし、情熱を持ち続ける必要がある。適切な投資をしていけば、競争力は高まっていくはずだ」
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