ハースF1チームは、F1アメリカGPで多くのドライバーがトラックリミット違反を犯しながらペナルティを受けなかったとして、再審請求を行なっていたが請求が却下された。
この件に関しては、セルジオ・ペレス(レッドブル)や、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンとローガン・サージェント、ランス・ストロール(アストンマーチン)など、明らかにホワイトラインを越えているオンボード映像を見た複数のチームが疑問を呈していた。
■ハースのF1アメリカGP再審請求、ヒアリングが一時中断。スチュワードが証拠を独自に検討へ
FIAは最初の回答で、”ターン6でのコース制限違反の可能性”があったことを認めたが、罰則を科すには十分な証拠がなかったとしていた。
そのため、ハースは当時は入手できなかった重要かつ関連性のある新たな証拠を提出することを条件とする再審手続きを開始した。
この件のヒアリングは水曜日と木曜日に行なわれ、ハース、レッドブル、ウイリアムズ、アストンマーチンの各チームマネジャー、フェラーリとマクラーレンの代表が参加した。
ハースは、ペレス、アルボン、サージェント、ストロールがターン6で何度かトラックリミットを越えたとされるオンボード映像や、アルボンを追ってコーナーを通過したクルマの映像を提出した。
しかし、ヒアリングに出席したアメリカGPのスチュワードは、ハースの見解に反して、これらの映像はスチュワードが判断を下す時点ですでにチームが入手できていたものであり、新規性のある証拠にはあたらないと判断した。
そのため、FIAはハースの請求を却下。もしFIAがハースの証拠に新規性があると認めていれば、レース結果を見直すための2回目のヒアリングが行なわれていたはずだ。
スチュワードは、アルボンに対する証拠が重要であることには同意したが、他の3人のドライバーに対する証拠は却下した。また映像は入手可能だったが、固定されたCCTVの映像がなかったため、十分な証拠とはみなされなかったと繰り返した。
そのため、スチュワードはアルボンや他のドライバーにターン6のトラックリミット違反でペナルティを科すことはできなかったが、将来的により良い解決策を見つけることの重要性を強調した。
「スチュワードは、全選手がトラックリミットの現行基準を適切に守れないことに関して完全に不満足であり、それゆえにこの広範な問題の再発を防止するための解決策を迅速に準備するよう、すべての関係者に強く勧告する」
スチュワードは、このヒアリングに関する声明でそう述べた。
「スチュワードは、より良い技術的解決策、サーキットの改修、それらの組み合わせ、あるいは異なるレギュレーションや施行基準によってこの問題に適切に対処するのかどうかを、そのような評価を下すより良い立場の者に委ねる」
トラックリミットの問題は、近年F1を悩ませており、特に今年のオーストリアGPではスチュワードが1200件以上の違反の可能性を検証するという不可能に近い作業に直面。最終結果はチェッカーフラッグから約5時間後に発表されるといった事態に陥っており、抜本的な対策が求められている。
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