マクラーレン・レーシングは、イギリス・ウォーキングにある旧F1ファクトリーを再利用。かつて歴代のF1マシンなどを置いていたレガシー部門を現在のマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)へ移転し、新たにコンポジット(複合素材)部門を設けると明かした。
マクラーレンの旧ファクトリーは、2003年から使用されているMTCから約3km離れたところに位置しており、新コンポジット部門は2023年夏以降に生産を開始する予定だという。
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マクラーレンは、このマシン製造工程への投資を、まもなく完了するその他の主要インフラのアップデートと同程度のモノと捉えている。そのため、新しいコンポジット部門には最新の作業機械が導入されることとなる。
コンポジット部門をMTCから離れた専用施設に移すことで、マクラーレンはF1マシンのパーツ製造にかかる時間やニューマシンの初期製造工程を大幅に短縮することができるだろう。
スペインGPでマクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、部門移転について次のように説明している。
「旧ファクトリーが、マクラーレンの新しいレーシング・コンポジット施設として再利用されることとなり、嬉しく思っている」
「実は(施設は)最終段階で、数ヵ月のうちに完成する予定だ。驚くべきプロジェクトだ」
「そしてMTCには、ヘリテージマシンのためのスペースを設けた」
マクラーレンは、新コンポジット施設として再利用される旧ファクトリー近くに大きな倉庫を所有している。そこには、F1マシンをはじめ多くの歴史的なマシンが保管されている。
また、この倉庫はマクラーレンのレースチームが使用するガレージやピットウォール設備に関するスペアが保管されている場所でもあり、ヘリテージマシンがMTCの有名な大広間に展示されるようになった後も、こうしたパーツの保管に使用される予定だ。
motorsport.comは、ヘリテージコレクションが詰まった倉庫への取材会に参加。その際、ヘリテージチーム最高執行責任者のピアーズ・ティンは、ヘリテージマシンやその他の要素(旧マシンの始動やメンテナンスに必要なパーツやノートPCのオリジナル図面など)の移転が、マクラーレンにとっていかに重要であるかを次のように説明している。
「ヘリテージチームは確実にF1部隊の一部であり、これらのマシンがなぜここ(MTCから離れた現在の倉庫)にいるのかは興味深い話だ」
「我々はF1全体で様々なインフラ計画に膨大な投資を行なっている。そのために倉庫での”休暇”を当初の予定よりも長めに取る必要があったのだ」
「しかしこれは、風洞やシミュレータ、新しいコンポジット施設など、MTCで行なわれている長期的なインフラ計画と連動しているのだ」
「今年の末には(ヘリテージマシンが)MTCへ戻り、大広間の主役となることだろう」
「こういった展示があることで、我々には長い歴史があるのだということを常に意識することができる」
「そして(マクラーレンのスタッフが)ランチに行ったり、ビールを買いに行ったりする時など、そういった日常のインスピレーションが必要なのだ」
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