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電気自動車になった新型フィアット500が日本でも発売に! 全車サブスク販売で当面は旧エンジン車も併売

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電気自動車になった新型フィアット500が日本でも発売に! 全車サブスク販売で当面は旧エンジン車も併売

人気が衰えないロングセラーモデル
イタリアのおしゃれコンパクトカー「フィアット500(チンクエチェント)」がフルモデルチェンジし、電気自動車(EV)「500e」となって誕生した。チンクエチェントといえば、2008年3月に従来モデルが日本に導入され、丸っこいキュートなボディを特徴に14年にわたり販売されたロングセラーモデル。そんなに長く販売されたにもかかわらず、年間販売台数は多少の増減の波はあるものの減少していないどころか、2021年は約4,900台を登録して過去最高を記録しているのだ。そんな安定して人気のチンクエチェント。今回の全面改良でどんな進化を遂げたのか。さっそく中身を見ていこう。

全長は軽自動車並
まずデザインだが、丸みを帯びたボディに丸目のヘッドライトを持つデザインは継承。全体に新しくなったのは一目瞭然だが、それでもチンクエチェントの進化版とひと目でわかる愛らしいルックスに仕上げてきた。また全長3630mm×全幅1685mm×全高1530mmというコンパクトなボディサイズで登場したのもうれしいところ。若干大きくなったが、それでも全長は軽自動車+α、全幅は1700mm以下のいわゆる5ナンバーサイズ。輸入車の中では断然、日本で扱いやすいサイズだ。

>>フィアット 500のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

音へのこだわり
EV化された注目のパワートレインだが、最高出力は118ps、最大トルク220Nmを発生し、航続距離は335kmと公表される。充電は家庭用の200Vのほか、CHAdeMOアダプターを介して急速充電にも対応する。走行音が静かな電気自動車ということで車両接近通知装置を備えるが、その音にはイタリアの作曲家が作ったオリジナルのメロディを採用するほか、車両の起動ボタンを押した際にユニークな作動音が鳴るなど、フィアットらしいこだわりが取り入れられている。

3ドアハッチとカブリオレを用意
ボディバリエーションは従来通り、3ドアハッチバックとカブリオレの2タイプ。グレードは「Pop」「Icon」「Open」の3種類。全車10.25インチのマルチインフォメーション・ディスプレイを備え、カーナビやワイヤレス接続が可能なApple CarPlay、Android Auto(有線接続)などを標準装備する。

「Pop」と「Icon」の違いは装備の充実度で、「Icon」にはPopの装備に加えて、LEDヘッドライト、ガラスルーフ、オートハイビーム、レザーシート、アダプティブクルーズコントロール(Popではクルーズコントロール)などが備わる。「Open」は「Icon」のオープン版という位置付けだ。

大幅に充実した先進安全装備
安全装備が大幅に充実したのも新型の特徴。歩行者や自転車も検知する衝突被害軽減ブレーキや、車線から外れそうになるとハンドルの振動や警告音で注意を促すレーンデパーチャーワーニング、リアパーキングカメラ、オートマチックハイビームなどを全車に標準装備する。

車両価格は「Pop」が450万円、「Icon」は485万円、「Open」は495万円。全車クリーンエネルギー車向けのCEV補助金の対象となり、65万円の補助金が受けられる。

全車リースで販売
ユニークなのは、500eの販売はすべてリースプログラムで行われること。具体的には5年間、月々定額払いとなる個人型のリースプログラム「パケットFIAT」と、車両保険まで含むサブスク型リース「FIATエコプラン」が用意される。リース期間を5年としているのは、「4年以内に車両を手放した場合、補助金の返却が必要となるため」(同社営業本部長、牛久保 均氏)。なお5年後の残価設定は30%を想定しているとのこと。また同氏によると、携帯電話のようにライトユーザーとヘビーユーザーという具合に、異なるニーズに応えられる複数のリースメニューを用意することを検討している。

新型500eの販売開始は6月25日(土)。前述のように当面は、従来モデルも併売される。が、「遠くない将来、従来モデルは販売終了となる」という。

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