ハイテク化された現代のF1においては、ラップトップ(ノートPC)から得られるデータによってマシンのあらゆるパフォーマンスをチェックし、向上に繋げることができる。しかしながら、ドライバーとエンジニアの良好な人間関係なしには、最高のパフォーマンスを発揮することはできないだろう。
F1ドライバーはコックピットの中でひとりきりだが、決して孤立しているわけではない。彼らは常にエンジニア(主にレースエンジニアやパフォーマンスエンジニア)と無線で繋がっており、状況次第では上級スタッフとも繋がるようになっている。こういった無線交信はセッションの鍵を握っており、メルセデスのルイス・ハミルトンと担当エンジニアのピーター・ボニントン、元フェラーリのフェリペ・マッサと担当エンジニア(当時)のロブ・スメドレーなど、有名なコンビもいくつかある。
■ハミルトン、欠場中の”いつもの”レースエンジニアにセッティングのアドバイス求める
エンジニアにはタイヤ、空力、エンジンなど様々な分野におけるスペシャリストがおり、それぞれがドライバーにとって欠かせない存在となっている。F1ドライバーは決してひとりで成功できる訳ではないのだ。
その中でも、とりわけレースエンジニアは重要な役割を担っている。パフォーマンスエンジニアと協力しながらセッティングを煮詰め、セッション中は他のマシンが何をしているのかを見ながら、トラフィックやインシデントを管理したり、状況に応じた戦略指示をするのだ。
シンプルに言えば、ドライバーとレースエンジニアが協力することが極めて重要なのだ。パフォーマンスや結果という面だけでなく、時速300kmで走るドライバーの安全という面でも、信頼関係の必要性は明らかだ。この信頼関係が正しく構築されていれば成功を収めることができるが、そうでない場合、物事はすぐにうまくいかなくなる。
ただドライバーとエンジニアの関係は永遠に続く訳ではない。配置転換やチーム移籍によって担当エンジニアが変わることもしばしばある。そんな中で、ジャック・ビルヌーブがウイリアムズからB.A.Rに移籍する際にジョック・クレアを連れてきたように、ドライバーがエンジニアを引き連れてくるという例もある。
こういった担当エンジニアの変更というものは、パフォーマンス不振と結びつけられたものであることが多い。2020年のイギリスGP前には、レッドブルがかつてマーク・ウェーバーやダニエル・リカルドを担当していたサイモン・レニーをファクトリーから呼び戻し、成績が今ひとつなアレクサンダー・アルボンのレースエンジニアとして復帰させた。リカルドがレッドブル離脱を決断したのも、このレニーがファクトリー業務に移ったことが理由のひとつとされている。
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