フォーミュラE第3戦ディルイーヤePrixは、レースの大半でニック・キャシディ(ジャガー)がリードし、ロビン・フラインス(エンヴィジョン・レーシング)がそれを追う形となった。
フラインスはスタートでポールシッターのオリバー・ローランド(日産)からリードを奪い、最初のアタック・モードを発動するまでの4ラップをリードした。
■キャシディがジャガー移籍後初勝利! ランキングトップに浮上|フォーミュラEディルイーヤePrixレース2
フラインスは、アタックモードを使用したタイミングで交わされたキャシディから首位を奪い返すことはできなかったものの、3番手のローランドから一時6秒以上の差をつけていた。
2022年のニューヨーク以来、久々の表彰台獲得となったフラインスは、「スタートはかなり良かった。リードを奪って、ニックと戦ったんだ」とレースを振り返った。
「純粋なペースという面では、お互いに半ば殺し合っているようなものだった。とても良かったけど、本当にチャレンジングだったよ」
「今日はニックがちょっと強すぎたと思う。彼の方が少し優位に立っていた」
「彼も言っていたように、誰にでもそういう日があって、僕にはまだその日が来ていないということなんだ」
レース中盤になると、キャシディはエネルギーを温存するためにペースを大幅に落とし、後続集団もトップ2に追いついた。しかし上位陣のポジションに変化はなく、キャシディが優勝を果たした。
キャシディは、レース終盤のリードをコントロールできていたかどうかという質問に対し、「常にそう感じていたわけではない」とmotorsport.comに語った。
「僕のエネルギーのターゲットは本当に低かった。彼(フラインス)と僕はスタートで競り合ったけれど、レース序盤にああいう走りができたのは良かったし、差をつけることができたと思う」
キャシディはこれまでの3戦で表彰台に立ち、パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)に19ポイント差でポイントリーダーになっている。
キャシディは、ジャガーでの初シーズン序盤は期待以上だと語った。
「夢のようなスタートだ。ここでもメキシコでも、これまで表彰台に上がったことはなかったからね」
「このコースでのベストリザルトは、過去6戦で6位だったと思う。言うまでもなく期待以上だ」
「このコースはどういうわけか僕にはあまり向いていなかった。でも、どのレースでもそうだけど、できる限りハードワークして、もっと良くなろうと努力している」
「今日の予選では究極に速かったわけではないけれど、正直なところレースではおそらく僕は速かったと思う」
「レースではとてもいい感じだったし、あれだけ長い間リードできたのは本当に良かった」
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