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MKタクシーを取材してみた(後編)【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート4】

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MKタクシーを取材してみた(後編)【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート4】

運転しているドライバーの評価

(前編からのつづき)ヒョンデとMKタクシーは2022年7月20日にコラボレーションを発表。順次導入している。ここでは実際に運転しているドライバーの評価を聞いた。

【画像】MKタクシーが採用したヒョンデ・アイオニック5 全12枚

まずはいいところから。2022年の導入時よりも知名度はあがってきた。「これ、なんてクルマですか」と聞かれたときに車名を答えると、「ああ、これがですか」と反応がある。天井がスライドで、真ん中にタクシーの行燈があるから完全に開放感があるわけではないが、開くと喜ばれる。液晶パネルが先進的ですごいねと声が上がる。静かで、加速がスムーズ。エアコンをつけなければ530km、つけても450kmは走れるところ。

一方気になるところ。サスペンションが固め。個人の感想かもしれないが、シートのホールド性が弱くて若干疲れる。車体が大きいから観光エリアの東山の細い道などが厳しい。ラゲッジスペースの床が高くてスーツケースを載せるというより持ち上げる感じになる。新しく入ってきたモデルが電動ミラーなので、慣れるのに時間がかかる。実際にお客さんから「EVってどうですか?」という質問をよく受けるので、いい悪いは率直に伝えるようにしているそうだ。

現場でもやはりインフラの整備は課題と感じている。現在エムケイが所有する急速充電器は、EV導入当初にリーフ用に設置したニチコンの50kWのものから、チェビの180kWまで19機ある(パワーエックスやイーモビリティパワーものあり)。クルマの台数に対しては十分な感じがするが、昼休みと夕方は混みあうとのこと。ちなみに交代前に充電して次のドライバーに渡すが、30分の充電で、20~30%になっていたものが約80%になるそうだ。

タクシー会社が使い倒しても大丈夫

一方、今回お話を伺ったエムケイホールディングスの東真一さんたち管理側も、まずはアイオニック5の性能を評価。安全装置がしっかりしていて、電池の劣化に関しても国産よりももちがいいと感じている。ドライバーの声にもあったが、アイオニック5は京都で使用するにはサイズが大きいので、現在、サイズのちょうどいいコナを3台稼働させているという。10台購入しており、7台は待機中。アイオニック5より後発な分、充電性能もアップしているのも魅力だ。

ちなみに今エムケイにあるアイオニック5は、全て2WD。札幌の営業車に4WDが2台あるが、寒冷地の電池事情などはそこまで大変とは聞いていないそうだ。

取材時でMKタクシーは105台のアイオニック5を購入。そのうち63台が稼働している。気になるトラブルだが、複数台で同じ場所が故障するという話はなく、バッテリーの使用状況としても一番ハードな使い方をしていると思うが、今のところ問題ない。まだ使用して2年で、最終的には4~5年使わないと判断できないが、今のところは総じて満足しているそうだ。

この使い方は、アイオニック5のクオリティを実証できるもの。「タクシー会社が使い倒しても大丈夫なら、誰が使っても大丈夫」と言えるだろう。

なおエムケイは京都駅前に専用乗り場を設置。待合サロンという形で、Wi-Fi貸し出しや両替、ベビーカー貸出、荷物預かり(1日1000円で20日まで)といった旅行者向けサービスを充実させている。待合サロンの隣にはレンタル着物のスペースを設置し、そこで着物を着てそのままタクシーで遊びに行くことも可能。書道教室まであり、自分の名前を漢字の当て字を書くというユニークなレッスンも。まさに至れり尽くせりだ。

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みんなのコメント

4件
  • NAS********
    経営者は在日韓国人とのことなので祖国応援の意味が有っての車種選定なのでしょう
    一般的に日本人ならこのような車種は選ばないでしょうね
  • kim changmin
    3台見送ってでも、乗車する価値がありそうです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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