ライバルが多く、利益性は低い
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】アウディの人気コンパクトハッチバック【A1/A1シティカーバー/S1/A2を写真で見る】 全100枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
アウディのコンパクトカー、A1の将来が危ぶまれている。コンパクトカーを電動化するコストが比較的高いのが理由であると、マルクス・ドゥスマンCEOが明らかにした。
ドゥスマンは、現在2代目となるA1の後継モデルが登場する可能性は低いと述べている。A1はフォルクスワーゲン・ポロ、セアト・イビザ、スコダ・ファビアとプラットフォームを共有している。
「わたし達はコンパクトカーのセグメントで何をするかを議論しています。A1セグメントでは、(フォルクスワーゲン・グループの)複数のブランドが活躍しており、生産量も非常に多いので、A1の存続には疑問を持っています」
「アウディはQ2(コンパクトSUV)などを展開します。それがわたし達の新しいエントリーレベルになるかもしれません」
コンパクトカーの将来は、ここ数年で急激に注目されるようになってきた。メーカーは、厳しい法規制や安全性の要件を満たし、排出ガスを削減し、より多くの技術を搭載しながらも、SUVに傾きつつある市場に受け入れられる価格で販売しようとしているため、利益率は極めて低くなっている。
フォルクスワーゲン・ブランドのCEOであるラルフ・ブランシュテッターは、EVのIDシリーズの一部として1万8000ポンド(260万円)以下の「大衆車」を生産するとしているが、コンパクトカーの電動化にかかるコストは大きな課題となっている。
代わりに「A2」がEVとして復活?
このような困難にもかかわらず、アウディのアルテミス部門は2年前に発表されたAI:MEコンセプトに基づいて、A2(1999年のBセグメント車。日本未導入)の電動後継モデルの開発に取り組んでいると予想されている。
これがA2の直接的な復活となるのかという質問に対し、ドゥスマンは次のように答えた。
「デザインは別かもしれませんが、わたしはA2が好きです。当社はA2セグメントについても議論しています。そのため、A2や『E2』、あるいはA3や『E3』になるかもしれません。今、その議論を進めているところです」
また、ドゥスマンはEVとの重複を防ぐために、従来の内燃機関搭載モデルのラインナップを縮小することについても言及した。
「当社は削減しなければなりません。Q4 eトロンには類似した内燃機関搭載モデルがありますが、同じようなポートフォリオを持ちたくないのは確かです」
「当社がEV専用モデルを作っているのは、より多くの機能を提供できるからです。今後10年間で確実にICEのポートフォリオを削減するでしょうし、そうしなければなりません」
「フォルクスワーゲン・グループの中では非常に多くのシナジー効果があるので、他よりも多くのモデルを持てるかもしれません」
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みんなのコメント
q2に流れてるし不要だね
日本メーカーが全長を長めにフルモデルチェンジしてくる中 q3なら車格の割に全長が短いから日本に向いてる
ぼったくり車。