鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿10時間耐久レース。多くのトラブルに見舞われながらも27位完走を果たした#18 TEAM UP GARAGEの中山友貴は、来年以降はJAF-GT、マザーシャシー勢も戦えるようにルールの見直しが必要だと語った。
予選26番手からスタートした#18 TEAM UP GARAGEは、スーパーGTでコンビを組む中山友貴と小林崇志に加えて、井口卓人が加入し3人体制で戦った。
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スーパーGTでは、鈴鹿はマザーシャシー勢が有利と言われているが、今回はピレリタイヤのワンメイクで、これが逆に苦戦の原因となり予選から上位に食い込めないでいたが、3人とも淡々と周回を重ねて行き、一時は13番手まで浮上した。
しかし6時間を経過したあたりから駆動系のトラブルが出たほか、終盤には燃料系のトラブルが発生し残り1時間はほとんどピットガレージにこもったままとなってしまった。
それでもチームは最後にチェッカーは受けようと決意し、残り10分を切ってコースイン。総合27位でチェッカーを受けた。
レースを終えた中山は、途中まで順調に来ていただけに、悔しい表情をみせた。
「スタートから6時間目あたりまでは順調だったんで、そこまで行けたら(最後まで)トラブルなく走り切りたかったです」
「ちょうど6時間を過ぎたあたりから色々なところでトラブルが出始め、最後は燃料系のトラブルです。ガソリンは入っているんだけどガス欠症状が出てしまいました。それが最終的な原因で戦線を離脱することになりました」
「でも、最後はチェッカーは受けたかったので、チームで決めて最後の数周だけコースに復帰しました」
レース序盤は着実に順位を上げていった18号車だが、中山はGT3勢との差を感じながらのレースとなり、マザーシャシー勢にとっては不利な環境だったと振り返った。
「GT3勢の方が(車重が)重たいので、各スティントでもタイヤがタレてくるのが早いんですが、僕たちはそもそも硬いピレリのタイヤ(のパフォーマンス)を発動させられていないので、もしウエットになってしまったら、もっと差が広がると思います」
「もともとスーパーGTでは(MC勢)はコーナリングスピードが速く、コーナーからの脱出スピードも速くできて、そこで(GT3と)とんとんで戦えているクルマです。しかし今回のようにみんな同じタイヤでコーナリング速度が同じになってしまうと、パワーで負けてしまいます。僕自身、レースではほとんどオーバーテイクできませんでした」
JAF-GTやマザーシャシー勢も参戦可能というレギュレーションになっている以上、もう少し戦える環境が欲しかったという中山。来年以降の鈴鹿10Hでは、何かしらの改善を期待したいと語った。
「全体的に見るとGT3で盛り上がろうとした部分があった気がして、そこが少し残念だったかなと思います。ピットストップの時間や1スティントの時間も決まっているので、戦略的にも動かしようがなかったです。僕たちにも魅せられる部分がもう少しあれば、また違ったと思います」
「例えば、JAF-GT勢はリストリクターのサイズを変更したりとから、今後もっとできることはいっぱいあると思います。このままだと辛い部分があるので、そこはGTAさんにも上手くバックアップに入ってもらって、来年以降は何か改善されればいいなと思います」
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