グッドイヤーのミニバン専用タイヤ「E-Grip RVF02」は静粛性と乗り心地にこだわった

グッドイヤーが今年3月に発売予定のミニバン専用タイヤ「E-Grip（エフィシェントグリップ） RVF02」の試乗会に編集が参加しました。E-Grip RVF02は「EAGLE（イーグル） RV-F」の2代目となるモデルで、特に静粛性と乗り心地にこだわったタイヤです。

現在ミニバンは日本の自動車販売シェアの3割強を占め、各メーカーが専用タイヤを設定する激戦市場。グッドイヤーはミニバンユーザーにアンケートを実施し、静粛性と乗り心地に不満を持っている人が多いという結果から、E-Grip RVF02はこの2つの性能を特に向上させました。

静粛性の向上として、ショルダーブロックのピッチ数や接地形状を最適化することによりパターンノイズを先代比14％低減。乗り心地の向上として、トレッド内部のベルトとオーバーレイヤーの最適化、新形状ラウンドサイドウォールの採用により、路面からの衝撃緩和と振動を分散させマイルドな乗り心地を実現しました。これにより乗り心地性能は先代比8％向上したそうです。

他にも耐摩耗性能は22％、低燃費性能は12％向上し、ミニバンユーザーが気になる部分をそれぞれ高めました。

さて今回の試乗ですが、車両はアルファードでコースは3通り。60km/h前後でスラロームや流して走る「外周路」、40km/h前後でスラロームやタイトターンを走行する「内周路」、そしてスプリンクラーで水が撒かれた滑りやすい路面の「低ミュー路」です。

結論から言うと、素人に近い編集が乗ってもわかるレベルで「静かで乗り心地良好」でした。比較用として同じコースをオールシーズンタイヤ「ベクター4シーズン」を装着したアルファードで走行しましたが、どのシチュエーションでも明らかに走る、曲がる、止まるという基本性能はE-Grip RVF02のほうが高く、特に静かさと乗り心地の良さは確実にマイルドと言えるレベルと感じました。

グッドイヤーはサマータイヤのみならず、スタッドレスタイヤ、そしてオールシーズンタイヤのラインアップを拡充していくとのことで、今後の新商品にも注目です。