MotoGPで今年2年目を過ごしているKTMのペドロ・アコスタ。シリーズの中でも特に将来が有望視される若手だが、未だに勝利できていない。そのことを、陣営のテストライダーであるポル・エスパルガロは開発側の立場から非常に心苦しく思っているという。
アコスタは昨年テック3からMotoGPにデビューし、今年はKTMのファクトリーチームに昇格。序盤はミスも多く見られたが、着実に走りを改善し、成熟した姿を示している。
■“眠れる獅子”は目覚めた? 改善進むホンダ「勝利への基盤は整いつつある」MotoGPのチームマネージャーに訊く
先日行なわれた第20戦マレーシアGPではフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とバトルし、2位を獲得。今シーズン4度目の表彰台を手にした。
KTM陣営の中でも抜きん出た成績を残しているアコスタだが、彼はまだMotoGPでの勝利には手が届いていない。デビュー前から大きな注目を集めてきたが、ルーキーのフェルミン・アルデゲル(グレシーニ)にも先を越されてしまった。
こうした状況を心苦しく思っているのが、KTMのテストライダーであるポル・エスパルガロだ。彼はアコスタが他陣営のマシンに乗っていたなら、とっくに勝っていただろうと考えている。
「見ているのがつらいよ。彼が一貫した走りをしているのは素晴らしいことだけど、表彰台がやっとなのを見ているのは痛ましい。彼はもっと速いんだ」
エスパルガロはそう語った。
「もし他のバイクに乗っていたら、彼はレースで何度も勝っていただろう。でも僕らのバイクでは、まだそれができるだけのパフォーマンスを提供できていない」
「アコスタは凄く上手くライディングしている。(マレーシアGPの)予選では、もっといいタイムを出そうとしていて、それがクラッシュを引き起こさせている。僕が速いセパンでの理想ラップタイムでも1分57秒6だったのに、彼はそこからコンマ3も縮めているんだ」
「彼は本当に速い。だからこそ、そのスピードがあっても毎週末表彰台を獲得できない彼を見るのは心苦しいんだ」
「でも僕らも、少なくとも来年彼がもっと輝けるように、バイクをより速く改良しようとしている」
なおアルデゲルやフェルナンデスに先に勝利されてしまったことについて辛かったのではないかと尋ねられたアコスタは、こう答えている。
「仕方ないね。最終的には僕もそれを目指しているんだ」とアコスタは言う。
「今、僕は自分史上最高の状態で走っている。バカみたいなミスもしないし、重要な瞬間に集中力を欠くこともない。常にトップ5にいるし、安定した走りができている」
「でも足りないモノがあるのも分かっている。もう少しパフォーマンスを上げられる物が必要なんだ」
「ドゥカティが依然としてトップだというのは分かっている。それにアプリリアが今は2番手のメーカーになっている。そして、ホンダも巻き返しに全力だ」
「KTMファクトリーは今、プッシュする必要がある。そんなに大きな差はないけど、問題は重要な局面で失っている時も多いんだ」
「今はより優れたライダーになれる時だと思う。あらゆる場面でもっと正確である必要があるし、速く走れなくちゃいけない」
「いろいろなことを試して、できることは全てやって、経験を積んできている。それを最大限活用する、ベストなタイミングを見極めようとしているんだ。僕は成長して来ていると思うよ」
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みんなのコメント
一般社会でもそう思う。
ポルらしいけど。
レース部門の経費削減は必須みたいだし…
KTMに飼い殺しにされる前に他メーカーに行くの決断した方が良い。
マルティンとトレード出来れば…