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ロータス「生き返ったような気分」 待望のハイパーカー納車開始へ 代表インタビュー

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ロータス「生き返ったような気分」 待望のハイパーカー納車開始へ 代表インタビュー

息を吹き返したロータス

ロータスのマネージング・ディレクターであるマット・ウィンドル氏は、AUTOCARの取材に対して「ロータスが生き返ったように感じる」と語った。数々の挫折を乗り越え、長らく待たれていた電動ハイパーカー「エヴァイヤ」の納車をようやく開始するため、着々と準備を進めているという。

【画像】転換期を迎える軽量スポーツカーブランド【ロータスの最新モデルを写真で見る】 全75枚

ウィンドル氏は、エミーラの生産ライン、ロータスのスポーツカーに対する不変の情熱、そしていつか実現するかもしれないパートナーシップについても教えてくれた。

――2019年に初めて公開されたエヴァイヤ(ブランド初の市販EVであり、お値段3億円超のハイパーカー)は、ロータスにとって、経済的に成功したのでしょうか。

「これから成功するでしょう。最大130台作る予定ですが、売れ行きは好調。来年に向けた売上は十分です。当社には目的が2つありました。1つは収支を合わせること。莫大な利益を求めていたわけではありません。もう1つは、ロータスの象徴的なモデルとして、技術の可能性を示すだけでなく、デザイン言語も再定義することでした」

――英国ヘセルの工場は、エミーラの需要に対応できるだけの規模があるのでしょうか。

「もちろんです。確かに、部品供給の問題など、歯がゆい思いもしましたし、今でも少しは苦労しています。しかし、当社が行ったのは、生産を遅らせるということです。毎週のように目標を達成できず、意気消沈していましたが、今は質の良いクルマを出せるようになりました」

「英国での納車は来週から始まるので、ディーラーにクルマが届くのは再来週になるでしょう。望んだ時期よりも遅くなってしまいましたが、ここにいる全員が、このクルマを送り出すために多くの時間を費やしてきたことは確かです」

スポーツカーブランドのこれから

――転換期を迎えていますね。2022年だけでなく、2030年のロータスはどうなっているのでしょうか。

「2030年のロータスは、現在とはまったく違うものになっているでしょう。ですが、2022年のロータスも、2017年とは大きく異なっています」

――ブリティッシュボルト社(バッテリーサプライヤー)とのバッテリープロジェクトはいかがでしょうか。

「彼らとは覚書を交わしています。ブリティッシュボルトは、製品ができるまで長い道のりだと思います。どのように協力できるかはまだ検討中です。スポーツカー用バッテリーで興味深いのは、他のEVとは使用例が大きく異なるということです」

――スポーツカーやGTにはまだ未来があるのでしょうか。

「もちろんです。エヴァイヤは素晴らしいクルマです。(ICEが)なくなることに対する抵抗もありますが、(EVは)未来なのです。わたし達はその最前線に立ち、非常に早い段階から革新的でありたいと思っています」

――合成燃料は有望でしょうか。ICEはまだ終わったわけでは……

「まだです! これからも続いていくでしょう。ロータス・エミーラに終わりを告げるつもりはありません。ただ、様子を見るだけです。2つのクルマが一緒に走るところまでたどり着けば、そこに生命線があるかどうかわかるでしょう」

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みんなのコメント

3件
  • その重さ1400kg。
    多分みんなが求めているロータスとは違う。
    そしてその値段。
    1400万円。
    私ならケイマンS
  • 既存のモデルのオーナーへのパーツ供給しっかりやってくれ。
    俺のエリーゼのステアリングラックブーツ、2年待っても音沙汰なし。大阪のディーラーでコロナで生産してた工場が倒産したって言われたけど嘘臭い。代わりのものどうにかせぇよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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