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ボルボ ソフトウエア開発&テスト機能を持つ施設をスウェーデンに新設し、業界のリーダーを目指す

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ボルボ ソフトウエア開発&テスト機能を持つ施設をスウェーデンに新設し、業界のリーダーを目指す

ボルボ本社は2023年10月19日、スウェーデンに最新鋭のソフトウェア・テストセンターを新設したと発表した。

ボルボの新世代EVは、ソフトウェアで定義されるソフトウエア・ディファインド・ビークル(SDV)として開発されている。これにより、フラッグシップSUVのEX90や、最新のコンパクトサイズのEX30のようなエキサイティングな新モデルが誕生し、定期的なOTA(無線ソフトウェアアップデート)により、時間の経過とともにより進化したクルマになっていく。

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この戦略に従い、ボルボは社内のソフトウェア開発とテスト機能に継続的に投資しているが、今回の発表はこれまでで最大規模の投資となっている。

スウェーデンのイェーテボリに新設した最新鋭のソフトウェア・テストセンターがそれで、あらゆるレベルの統合ソフトウェア・テスト能力を強化する施設だ。

約2万2000平方メートルの規模と約3億SEK(スウェーデン・クローナ:約41億円)の初期投資を伴うこの新しいソフトウェア・テストセンターは、世界各地にあるエンジニアリング・センターとテック・ハブのネットワークにおける新たな旗艦センターとして機能する。

ボルボはすでにスウェーデンのルンドと中国の上海にもソフトウェア・テストセンターを運営しているが、イェーテボリのこの新施設は、その規模、開発能力において圧倒的に大規模の施設だ。

フラッグシップモデルのEX90が示すように、自動車産業は急速に変化しており、より一層のソフトウェア開発能力を必要としている。近い将来のボルボ車はEVのみになり、オンライン販売が増加し、自社開発のソフトウェアを実行する最先端のコア・コンピューターが搭載され、定期的なOTAによって時間の経過とともに常に改良されていくのだ。

このような状況において、自社でのソフトウェア開発とテストは重要で、2030年までに新技術における業界のリーダーとなり、完全なEV企業となることをはじめとするボルボの戦略的目標を達成するカギになっている。

R&Dのグローバル責任者であるアンダース・ベル氏
「この最新鋭の施設は、グローバルなソフトウェア・テストおよび検証活動の中心拠点となります。世界中のエンジニアリング拠点や技術ハブから集まった開発者は、24時間365日、リモートでソフトウェア・テストを行なうことができるのです。この新しいテストセンターの開設により、私たちは自動車業界の新たなベンチマークを築いたと確信しています」と述べている。

この新しいソフトウェア・テスト施設では、まずは約100人の従業員を雇用する予定で、テストセンターがフル稼働するようになれば、この数は300人にまで増やす計画だ。現在は約200台のテスト設備を、最終的には約500台のテスト装置とデジタル・テスト環境が設置される。

このイェーテボリの拠点は、ソフトウェア開発で中心的な役割を果たす世界各地のエンジニアリング・センターと密接に連携し、2023年9月にはシンガポールにテック・ハブを新設。2月にはポーランドのクラクフにもソフトウェアに特化したテック・ハブを開設する計画も発表している。

ソフトウェア・エンジニアリングのグローバル責任者であるアルウィン・バッケネス氏
「当社のソフトウェア・エンジニアは増え続けており、さまざまなエキサイティングな課題に取り組んでいます。その背景は、ボルボにとって重要な分野のソフトウェアを自主開発するということであり、イノベーションのスピードを加速させるためです。具体的には、事故の原因に関する深い理解に基づく中核的な安全技術から、知覚・運転支援アルゴリズム、未来の自動運転用ソフトウェアにまで至ります」 と述べている。

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ボルボ ジャパン 公式サイト

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みんなのコメント

1件
  • zoo********
    EV化もリアルタイムアップデートもいいと思う。
    一番重視してほしいのは安全性。
    特にボルボは安全性と環境への配慮を強く打ち出してきた企業。
    発火や爆発などの不祥事が出ないように細心の注意を払って開発してほしい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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