2019年9月17日にフルモデルチェンジする新型カローラ(セダン、ツーリング)の先行予約が2019年7月末からスタートしている。
しかし、公式には価格やグレード体系、ボディサイズ、搭載エンジンはまだ明らかにされていない。
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そこで、新車販売の現場に精通する流通ジャーナリスト・遠藤徹氏が、首都圏のディーラーを徹底取材。新型カローラの今わかっているすべての情報を明らかにする!
文/遠藤 徹
写真/ベストカーWEB編集部
グレード体系と価格が判明!
現在、公開されている新型カローラのティザーサイト。写真は海外仕様のもので日本仕様ではない
2019年7月末から新型カローラの先行予約が開始されたが、まだ日本仕様の写真は明らかにはされておらず、予約に際し、販売店で使っている先行予約用のパンフレットに掲載されている写真もすでに発表されているグローバルモデルだ。
まずは今回明らかになったグレード体系と価格を紹介していこう。
車名はこれまでセダンが「アクシオ」、ワゴンが「フィールダー」の名称だったが、それぞれ「セダン」、「ツーリング」に変更する。
グレード構成は最上級のWXB、中間のS、ベーシックのGXの3タイプあり、それぞれ3つのパワーユニット、2WD、4WD、トランスミッションとの組み合わせでセダン、ツーリングとも10タイプずつ、合計20タイプのワイドバリエーションとなる。
ボディカラーはWXBが専用3色でスパークリングブラックパールクリスタルシャイン、ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラックマイカ。うちスパークリングブラックパールクリスタルシャインとホワイトパールクリスタルシャインが有料。
SとGXは同じでセレスタクトグレーメタリック、スカーレットメタリック、ダークブルーマイカメタリック、スーパーホワイト、シルバーメタリックにWXBのホワイトパールクリスタルシャインとブラックメタリックを加えた7色のラインアップ。うちスカーレットメタリックが有料色。
価格はセダンで約41万~約53万円の大幅アップ!
車両本体価格は2019年10月1日にアップする消費税10%を含む価格で、セダンが193万6000~275万円、ツーリングは201万3000~279万9500円。
従来モデルに比べるとセダンは40万9960~53万600円、ツーリングは26万2580~35万6280円の大幅アップとなる。
思わずのけ反ってしまうほどの値上げは、3ナンバー化、1.8Lハイブリッド、同4WD車の設定、安全対策強化、消費税引き上げなどのコストアップ要因によるもの。
従来モデルはベーシックグレードが法人向けに1年程度継続販売される。その他のグレードはほぼ売り尽くし在庫がない販社が多くなっている。新型車のグレード別消費税込み(10%)の車両本体価格は以下の通り。
■新型カローラの価格(消費税10%込み)
セダン1.8GX=193万6000円、セダン1.8S=213万9500円、セダンWXB=231万5500円。
ツーリング1.8GX=197万6400円、ツーリング1.8S=217万6200円、ツーリングWXB=232万2000円
セダン1.2ターボ(6MT)=240万9000円
ツーリング1.2ターボ=245万8500円
セダン1.8HV・GX=235万9800円、セダン1.8HV・S=252万7200円、セダンWXB=270万円
ツーリング1.8HV GX=243万5400円、ツーリング1.8HV S=260万2800円、ツーリング1.8HV WXB=274万8600円
セダンGX=260万1500円、セダンS=277万2000円、セダンWXB=294万8000円ツーリングGX=267万8500円、ツーリングS=284万9000円、ツーリングWXB=299万7500円
日本仕様は全幅1745mmの専用ナローボディ
日本仕様のカローラセダンのデザインは中国で発売されているスポーティ仕様のレビンに近いフォルムとされている。日本仕様の全幅は海外仕様の1790mmよりも45mm狭いナローボディ
注目のボディサイズは全長が4495×全幅1745×全高1435mm、ツーリングはルーフレールが付くぶん、セダンより25mm高くなる。これ以外はセダン、ツーリングは同一寸法。
ついにカローラも世の中の流れに逆らえず3ナンバーになってしまったのだ。
従来モデルのセダン同士で比べると、全長がプラス95mm、全幅がプラス50mm、全高がマイナス25mmでワイド&ローのスタイリッシュなプロポーションを採用する。全幅はカローラスポーツの1790mmよりも45mm狭い。
フロントマスクは2018年6月に発売された「カローラスポーツ」に似ている。室内も内張り、質感、計器版ともカローラスポーツと基本的に同じようなデザインだ。
欧州仕様のカローラツーリングの全幅は日本で販売されているカローラスポーツと同じ1790mmで日本仕様のカローラの全幅よりも45mmワイド
ホイールベースは2640mm、トレッドは前1530mm、後1540mm。ホイールベースはカローラスポーツと同じで従来モデルよりも40mm延長。
トレッドは65mm拡大しているから、室内が広く、走行安定性を向上させている。 ゴルフバッグはツーリングで横に4個、セダンで3個積載可能だ 。
■各モデルのボディサイズ
●日本仕様の新型カローラセダンと新型カローラツーリングのボディサイズ
セダン:全長4495×全幅1745×全高1435mm
ツーリング:全長4495×全幅1745×全高1460mm
ホイールベース2640mm
●現行カローラアクシオ:全長4400×全幅1695×全高1460~1485mm、ホイールベース2600mm
●現行カローラフィールダー:全長4410×全幅1695×全高1465~1510mm(ルーフレールは+30mm、全高はタイヤサイズで異なる)、ホイールベース2600mm
●現行カローラスポーツ:全長4375×全幅1790×1460mm、ホイールベース2640mm
■欧州仕様カローラセダン:全長4630×全幅1790×全高1435mm、ホイールベース2700mm
■欧州仕様カローラツーリングスポーツ:全長4650×全幅1790×全高1435mm、ホイールベース2700mm
■欧州仕様カローラTREK:全長4433×全幅1790×全高1460mm、ホイールベース2700mm、最低地上高155mm
現行アクシオのボディサイズは全長4400×全幅1695×全高1460~1485mm。全幅1695mmという5ナンバーサイズのボディはこの代でついに消えることになる
奥行き、左右の幅ともに十分な広さを確保している新型カローラセダンのトランク
欧州仕様の新型カローラツーリングスポーツのラゲッジ容量は5人乗車時598Lを確保。リアシートを倒すとフルフラットになる
インテリアは質感が大幅に向上!
海外仕様のカローラセダンのインパネ。基本的にカローラスポーツと共通のデザイン。現行カローラと比べ大幅にクオリティが上がっている
3Dドライバーメーター、プレミアムヘッドアップディスプレイ、JBLグリーンエッジプレミアムサウンドシステム、スマートフォンのワイヤレス充電、タッチ方式のマルチメディアシステムなど、最新のコネクティビティを装備する。
また、車両の制御ネットワーク(CAN)に接続する車載通信機(DCM)を全グレードに標準搭載したコネクティッドカーとして、トヨタが構築したコネクティッドカー向けの情報インフラである「モビリティサービス・プラットフォーム(MSPF)」から、さまざまコネクティッドサービスを受けることができる。
安全装備も万全だ。単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させることで第2世代に進化した予防安全パッケージ 「トヨタセーフティセンス」が、カローラスポーツと同様、標準装備される。
パワーユニットは1.8Lガソリン、1.2Lターボ、1.8Lハイブリッドの3種類
パワーユニットは1.8Lガソリン、1.2Lターボ、1.8Lハイブリッドを搭載。駆動方式、トランスミッションとの組み合わせは駆動方式がFFだと全ユニット、4WDはハイブリッド車のみ。トランスミッションは1.2Lターボだけが6速MTが用意され、ほかはすべてCVTとなる。
カローラスポーツの1.2Lターボは2WD、4WDの両方を設定しているが、新型カローラは2WD車のみ。1.8Lハイブリッドはカローラスポーツだとは2WDのみだが、新型カローラは2WD、4WDの両方を選べる。
■新型カローラに搭載されるパワートレイン
●1.8L、直4ガソリン:99ps/14.5kgm
●1.2L、直4ターボ:116ps/18.9kgm
●1.8L、直4+モーターのハイブリッド
エンジン出力:99ps/14.5kgm
モーター出力:82ps/21.1kgm
首都圏カローラ店の営業マンは先行予約が好調で「してやったり」顔
首都圏のカローラ店の営業マンに、新型カローラの先行予約状況は今どうなっているのか、聞いてみた。
「2019年7月末から新型カローラの先行予約を受け付けていますが、おかげさまで好調な出足です。週末もたくさんのお客様に来て頂きました。今のところ大半はツーリングの予約で、最上級のWXBが最も多くなっています。
1万円頂いて仮予約となり、納車の順番が決まります。2018年9月17日の発表、発売ですが、納期は10月以降ですので、消費税は10%で対応しています。
現在、成約していだたくと5万円相当のガードコスメ(ボディコーティング)をサービスしています。発表が近づくにつれて、お客様が増えそうな状況になっていますので、もし新型カローラの購入を考えていましたら、早めに予約をお願いしたいと思います」。
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