F1オーストリアGPでの予選で8番手に終わったセルジオ・ペレス(レッドブル)。彼はタイヤ戦略が噛み合わなかったことが上位進出を逃した要因だと考えている。
チームメイトのマックス・フェルスタッペンがチャンピオンシップをリードする一方で、ペレスは第7戦エミリア・ロマーニャGPから3戦連続で予選Q3進出を逃すなど精彩を欠いていた。第10戦スペインGPでは久々にQ3に進むも8番手止まりで、ペナルティによって11番手スタートとなった結果、レースでも8位に入るのがやっとであった。
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今回の第11戦オーストリアGPでは、スプリントで7番手スタートから8位。そして決勝レースを前にしての公式予選では8番手だった。ペレスが決勝レースをグリッドトップ10からスタートするのは実に5戦ぶりということになるが、予選ではQ2の段階で新品タイヤを使い切ってしまっており、それがQ3に大きく響いた。
「残念なことに、Q3では新品タイヤを使うことができなかった。2番手からコンマ1秒以内に迫っていた時もあったけど、Q3に進んだ時はもう新品タイヤが残っていなかったんだ」
ペレスはそう説明した。当然ながら、新品タイヤとユーズドタイヤのパフォーマンス差は大きい。今回の予選ではフェルスタッペンが圧倒的な速さでポールポジションを獲得したが、2番手となったランド・ノリス(マクラーレン)から8番手ペレスまでのギャップはコンマ5秒弱といったところ。ペレスは、ニュータイヤでのアタックならノリスのタイムに届いた可能性があることを示唆した。
「マージンを考えた時に、ランドからコンマ4秒差くらいだったけど、その差の大半がニュータイヤかどうかという点だったと思う」
「僕たちの戦略ではソフトタイヤの新品が4セットしかなかったので、その代償を払った形だ」
またレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、中古タイヤのペレスがライバルに対して大きな差をつけられなかったことに言及した。
「彼はQ3に進むために割り当てられていた(新品)タイヤを使い果たした。ここでは少しの差が勝負を分けるし、特に最初のセッション(Q1)の接近具合はすごかった」とホーナーは言う。
「Q3進出のために4セットのタイヤを全て使ってしまったため、そこ(Q3)で出来ることはかなり限定的となってしまった。それでも彼は驚くことに、ニュータイヤを履いた上位のマシンと接近していた」
「明日はもっと良いレースになるだろうし、2セットのハードタイヤを残しているというのは良い戦略だと思っている。ここ数日のように気温がかなり高くなれば、我々には有利になるはずだ」
ペレスにとってはチームメイトのフェルスタッペンだけでなく、ライバルのマクラーレン、フェラーリ、そしてメルセデスを追いかけていくレース展開となる。ホーナーが言うように、ハードタイヤを2セット共温存しているペレスだが、レースの展望を次のように語った。
「明日になってみないとだね」
「タイヤのデグラデーションが始まった時の僕たちの立ち位置はどうなのか、明日になれば分かるだろう。明日は長いレースが待っている」
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