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ベントレー、新型フライングスパーの生産が順調に進む。デリバリーは2020年初頭から

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ベントレー、新型フライングスパーの生産が順調に進む。デリバリーは2020年初頭から

Bentley Flying Spur

ベントレー フライングスパー

ベントレー、新型フライングスパーの生産が順調に進む。デリバリーは2020年初頭から

142台のテスト車で走った距離は160万km超

完全新開発の3代目ベントレー フライングスパーの生産が、本社クルー工場で進んでいる。最も先進的なベントレーは、84におよぶ工程に200名近いスタッフが対応し、日々フライングスパーを手作りしている。

3代目フライングスパーの開発にあたっては、4大陸、18ヵ国にわたる100万マイル(約160万km)超のテスト走行を実施。実験には142台のプロトタイプとプリプロダクションモデルが用いられた。

摂氏マイナス34度の寒冷地からプラス48度の灼熱地帯へ、海抜マイナス61メートルの土地から標高4300メートルの高山まで、ありとあらゆる場所で過酷なテストを繰り返し実施。

信頼性と実用性を追求するべく、50万7000マイル(約81万6000km)の公道走行を実施。テストコースではコンポーネントやシステム作動の確認のため20万マイル(約32万2000km)の走行実験を行なった。ベンチテストと実走行を合わせると、総走行距離は165万マイル、地球41周分におよぶ。

ニュルブルクリンクも150ラップ完走

テストコースで行なった28万5000マイル(約46万km)の耐久性試験では、最高速の207mph(約333km/h)で7460マイル(約1万2000km)を完走した。シャシーの実力を検証するため、ニュルブルクリンク・北コースでも150の周回を重ねたという。

厳しい走行試験を繰り返した理由は、優れたアジリティとリムジンとしての快適性を完璧に融合させるため。エンジンは6.0リッターW12気筒ツインターボを搭載し、8速のデュアル・クラッチ・トランスミッションと4輪駆動を介して巨体を猛然と加速する。0 – 100km/h加速は3.8秒を記録したという。

後輪操舵や48Vの電制アンチロールバーも採用

また、ベントレー初となるエレクトロニック・オールホイール・ステアリング(後輪操舵システム)を採用。4輪駆動もトルク配分可変式のアクティブな機構で、さらに48Vシステムを利用したアンチロール・システム“ベントレー・ダイナミック・ライド”も採り入れた。リムジンとしての優雅な乗り心地からスポーティな走行向けまで、調整の幅がとても広い3チャンバー式エアサスペンションも装備している。

このような膨大なテストを経て信頼性を担保し、職人のハンドメイドで1台づつ生産される究極のラグジュアリーグランドツーリングセダン、新型フライングスパー。2020年早々には顧客への納車が始まる模様だ。

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