現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【7代目】新型日産フェアレディZ 市販モデル初公開 日本仕様は今冬発表予定

ここから本文です

【7代目】新型日産フェアレディZ 市販モデル初公開 日本仕様は今冬発表予定

掲載 18
【7代目】新型日産フェアレディZ 市販モデル初公開 日本仕様は今冬発表予定

米国仕様の「Z」が公開

text:Takuya Hayashi(林 汰久也)

【画像】これが新時代の「Z」の姿【プロトタイプと写真で比較】 全124枚

日産は、第7世代となる新型スポーツカー「Z」の市販モデルを米国で公開した。昨年プロトタイプが公開されているが、実車が披露されるのは今回が初である、

発表会は、1969年10月に初代ダットサン240Zがデビューした場所に近い、ニューヨーク・ブルックリンのスタジオで行われた。

日産のアシュワニ・グプタCOOは、次のように述べている。

「1969年にZを発表したとき、Zは革命でした。以来、50年以上にわたり、日産は世界中の何百万人ものファンにスタイル、スピード、信頼性などを提供してきました」

日本では「フェアレディZ」の名で呼ばれているが、米国では歴代6モデルはすべて数字(240や370など)で表記されてきた。今回の新型では、米国では「Z」という1文字で呼ばれることになる。

新型Zは、初代モデルへのリスペクトとして、長いボンネットと低いリアスタンスのシルエットを持つ、滑らかなエクステリアを実現している。

インテリアでは、12.3インチのメーターディスプレイ、本革張りのスポーツシート(オプション)、8スピーカーのボーズ製オーディオシステムなどを採用。日産によると、ドライバーを中心としたコックピットになっているという。

米国仕様のZは、2022年春に発売される予定だ。

ローンチコントロールも初採用

新型Zは、3.0L V6ツインターボエンジン「VR30DDTT」を搭載し、最高出力405ps、最大トルク48kg-m(475Nm)を5600rpmで発生する。

トランスミッションはモータースポーツにインスパイアされているという6速マニュアルト・ランスミッションを採用した。405psのパワーに対応するため、クラッチディスクとギアトレインを強化したほか、シンクロナイザーシステムの採用やシフトプロファイルの変更により、スムーズなシフトチェンジを実現しているという。

また、アルミ製パドルシフトを備えた新開発の9速オートマチック・トランスミッションも用意されている。走行モードは「スタンダード」と「スポーツ」を設定。スポーツモードでは、ステアリングやVDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール)を専用制御することで、ハンドリングを向上させる。

さらに、日産の後輪駆動モデルとしては初めて、「アドバンスト・ローンチ・アシスト・コントロール・システム」を採用。クラッチ操作によりエンジン回転数を保持し、停止状態からの加速性能を最大限に引き出すことができる。

足回りとしては、前後ダンパーに新設計の大径モノチューブダンパーを採用。減衰力を現行モデルより約20%低減させることで乗り心地を改善するとともに、路面追従性を高め操縦安定性を確保している。

伝統と最先端技術の融合

デザインに関しては、伝統的な歴代モデルへのオマージュと最新技術の洗練性を融合させているという。

エクステリアは、長いボンネットや低重心のリアスタンスなど、初代モデルを彷彿とさせるシルエットとなっている。LEDヘッドライトは、240ZGを思わせる2つの半円がイメージされたデザインに。テールライトは、Z32のような形状に最新の3DシグネチャーLEDを組み合わせた。

ボディカラーは、モノトーン3色と、新色の「セイランブルー」と「イカズチイエロー」を含む2トーン6色(いずれもスーパーブラックルーフ)を用意。

インテリアは、理想的なスポーツカーのコックピットを目指し、全面的に刷新されている。12.3インチのデジタルメーターは、ドライバーの好みに合わせて変更できる3つの表示モードを備えている。シートは、GT-Rの開発で培ったノウハウを活かし、ホールド性とフィット感を向上させているという。

インテリアカラーは、グラファイト、レッド、ブルーの3色から選ぶことができる。

240台限定の特別仕様車も

グプタCOOは次のように話している。

「日産にとって『Z』とは、わたし達自身の一部であり、長年にわたるお客様へのコミットメントです。わたし達は『Z』を通して、最新のスポーツカーのデザイン、パフォーマンス、そしてワクワクをお届けしています」

「50年以上もの間、『Z』は手の届く夢のスポーツカーであり続けています。このことは、時代を超えた『Z』の魅力であり、数え切れないほどの従業員の献身的な取り組みと情熱によって実現しています。わたし達は、これまでと将来の世代へ『Z』のワクワクをお届けしようとしているのです」

米国仕様のZには当初、「スポーツ」と「パフォーマンス」の2グレードが設定され、さらに240台限定の特別仕様車「プロト・スペック」も用意されている。

プロト・スペックには、専用のイエロー・ブレーキキャリパー(Zロゴ付)、ブロンズカラーのアルミホイール、イエローアクセントの本革シートを採用するほか、インテリアの随所にイエローのステッチを施している。

価格は現時点では明らかにされていないが、日本仕様の「フェアレディZ」は、今冬の発表を予定している。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
VAGUE
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
motorsport.com 日本版
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
くるまのニュース
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
VAGUE
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
WEB CARTOP
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
motorsport.com 日本版
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
乗りものニュース
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
乗りものニュース
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
くるまのニュース
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
Webモーターマガジン
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
motorsport.com 日本版
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
くるまのニュース
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
motorsport.com 日本版
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
くるまのニュース

みんなのコメント

18件
  • 発表予定日を曖昧にせず、
    ハッキリさせた方がいいですよ。
    (日産だけに何月かの23日だろうけど)

    グローバル化したら行動が早くなるかと思いきや
    むしろ日本の主導権が奪われて
    ものすごく遅いんだから。
  • 新型カウンタックは買えなそうだからコッチ買うわ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.83630.0万円

中古車を検索
フェアレディZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.83630.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村