ボルボの新しいコンパクトSUV、EX30が発売開始！──GQ新着カー

ボルボ最小のコンパクトSUVに注目！

価格は500万円超

8月24日、ボルボの輸入元であるボルボ・カー・ジャパンは、ピュアEV（電気自動車）の「EX30」の日本仕様を発表した。

新型EX30は、ボルボ史上もっとも小さなピュアEVだ。ボディサイズは全長4235mm×全幅1835mm×全高1550mmに抑えられえいる。エクステリアはグリルレスのフロントフェイスが目をひく。

インテリアは、廃棄物から作られた再生プラスチックや、リサイクルポリエステルを約70%含むウール混紡素材のほか、環境に配慮した素材を使う。

ダッシュボードの中央には12.3インチのセンタースクリーンを設置。画面上部に速度や充電量などの運転に関する重要な情報を表示し、ナビゲーションやメディアなどの機能は下部に表示する。またボルボ車として初めて、ワイヤレスのApple CarPlay機能も搭載した。

Harman Kardonのオーディオシステムには、複数のスピーカーをひとつのコンポーネントにまとめたサウンドバーも備わる。ホームオーディオからインスピレーションを受けたそうだ。

搭載するバッテリーのバッテリー容量は69kwh。満充電時の航続可能距離は、最大480km（欧州参考値）を謳う。組み合わされるモーターは200kWの最高出力と、343Nmの最大トルクを誇る。

運転支援システムでは、「DAC（ドライバー・アラート・コントロール）」が新しい。ボルボ独自のアルゴリズムで作動する特別なセンサーが1秒間に約13回、ドライバーの目や顔の動きを検知し、注意散漫や眠気などを警告する。さらに「インターセクション・サポート」には、前方をほかの車が不意に横切った際、自動ブレーキでクルマを停止させ、衝突の回避や軽減をサポートする新たな機能がくわわった。

新型EX30の価格は559万円。販売は11月中旬より開始予定でで、ユーザーへのデリバリー開始は、2023年内を予定する。

さらに10月2日より先行して、300台限定のサブスクリプションモデルの受付を開始する。申込金や頭金不要で、さらに任意保険や諸費用も含み、月額9万5000円で新型EX30のオーナーになれる。契約期間は最長24カ月だ。

文と編集・稲垣邦康（GQ）