現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > カローラの「C」エンブレム消滅!? テンロクターボ搭載トヨタ新型「GRカローラ」はベース車の面影ある?

ここから本文です

カローラの「C」エンブレム消滅!? テンロクターボ搭載トヨタ新型「GRカローラ」はベース車の面影ある?

掲載 15
カローラの「C」エンブレム消滅!? テンロクターボ搭載トヨタ新型「GRカローラ」はベース車の面影ある?

■スゴいカローラ出た! 新型GRカローラがアツい!

 トヨタのモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」が手掛けるスポーツカーブランド「GR」から、新型「GRカローラ」が2022年後半に発売されることになりました。

【画像】マジでカッコイイ! 新型「GRカローラ」を見る(43枚)

 新型GRカローラはハッチバックの「カローラスポーツ」をベースにした高性能モデルですが、同じカローラでもまったく異なるモデルとなっているようです。

 そこで新型GRカローラとカローラスポーツを比較してみます。

 新型GRカローラは、「GRスープラ」「GRヤリス」「GR86」に続く第4のモデルとして登場。

 もともとカローラは、トヨタのWRC初優勝を飾った「TE25カローラ」や、その後1000湖ラリーを制した「カローラ・レビン」など、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の礎を築いてきましたが、「お客さまを虜にするカローラを取り戻したい」という豊田章男社長の強い思いで、GRカローラの開発が始まったといいます。

 ベースのカローラスポーツとの違いは多岐にわたりますが、まずひとつ目の違いは搭載されるエンジンです。

 カローラスポーツは1.8リッターハイブリッドと1.2リッターターボをラインナップしますが、新型GRカローラはGRヤリスにも搭載される1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボを搭載。

 エンジンは排気効率向上などによってさらに強化した結果、最高出力304馬力を達成するなど、カローラスポーツとは別次元のマシンとなっています。

 さらに、デザインも個性なバルブ付き3本出しマフラーを採用することにより(カローラスポーツは左右2本出し)、排圧低減と消音性能を両立させ、圧倒的な加速と気持ち良い回転数の伸びがより感じられるエンジンに仕上げました。

 駆動方式も両車の違いのひとつです。

 カローラスポーツはハイブリッド車が2WD、ターボ車が2WDと4WDを設定していますが、新型GRカローラは、電子式多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の「GR-FOUR」というスポーツ4WDシステムを搭載。

 これはGRヤリスにも搭載されるものですが、GRカローラでは駆動配分を制御する4WDモードと、アクセル応答性やステアリングなどを制御するドライブモードを分け、ドライバーの好みや走行環境に応じた選択を可能にしました。

■ベースのカローラスポーツの面影は?

 ボディサイズも大きく違います。カローラスポーツは全長4375mm×全幅1790mm×全高1460(2WD)/1490mm(4WD)ですが、GRカローラは全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mmと全長と全幅が拡大されました。

 具体的には、フロントフェンダー片側20mm、リアフェンダー片側30mm拡大し、野性味のある走りを予感させるワイドなスタンスを実現。

 さらに両車2640mmというロングホイールベースによる優れた走行安定性はそのままに、フロントを60mm、リアを85mmワイドトレッド化することで高速旋回性能を高めました。

 外観のデザインも異なり、日本仕様のカローラシリーズの「C」をデザインしたエンブレムは新型GRカローラでは通常のトヨタエンブレムを装着。

 GRブランドのモデルに共通する大開口の「ファンクショナルマトリクスグリル」により、過激でスポーティなデザインとラジエーターの冷却性能を最大限に生かす機能性を両立しました。

 サーキットやダート、雪道などにおける冷却性能や空力性能を向上させるため、フロントバンパーにインテーク、フロントフェンダーとフードバルジにアウトレットを設けています。

 リアは高い位置にリアスポイラーを装着。エアベントを備えたリアロアバンパーカバーを採用するなど、スポーティスタイルを実現しました。

 内装はカローラスポーツと新型GRカローラで基本的なデザインは共通です。

 一方で新型GRカローラはショートストロークの6速iMTのみの設定となり(カローラスポーツはCVTと6速iMT)、ステアリングから自然に腕を下した位置に配置することで素早いシフト操作を可能にしました。

 また、ドリフト走行など限界域での車両コントロールすることを想定し、手引き式パーキングブレーキを採用しました(カローラスポーツのパーキングブレーキは電子式)。

 ほかにも、新型GRカローラは専用に開発したFull TFTメーターを新規採用。レーシングカーをお手本にプロドライバーの意見を取り入れ、スポーツ走行時の視認性を高めました。

※ ※ ※

 新型GRカローラは早くも話題となっており、SNSでは「カッコいい!」「3本マフラーにしびれる」「日本車で久しぶりに本気で欲しいって思えた」など大きな反響を得ています。

 なお、カローラスポーツと同じく5ドアハッチバックで5人乗りという点に違いはなく、スポーツ性と実用性も兼ね備えた新型GRカローラの登場に期待を寄せる人も多いようです。

こんな記事も読まれています

コース上で“停車リセット”もなお最速。フォードの怪物EVトラック『F-150』が総合優勝/PPIHC
コース上で“停車リセット”もなお最速。フォードの怪物EVトラック『F-150』が総合優勝/PPIHC
AUTOSPORT web
LBXの影にしたくない! 小改良 レクサスUX 300hへ試乗 第5世代HVで198psに 喜び多き所有体験
LBXの影にしたくない! 小改良 レクサスUX 300hへ試乗 第5世代HVで198psに 喜び多き所有体験
AUTOCAR JAPAN
30年もカスタムし続けた日産「フェアレディZ」は「LFA」風!?「R32GT-R」「ポルシェ」「S13シルビア」などのパーツを駆使して仕上げました
30年もカスタムし続けた日産「フェアレディZ」は「LFA」風!?「R32GT-R」「ポルシェ」「S13シルビア」などのパーツを駆使して仕上げました
Auto Messe Web
首都高で初の“たたき上げ社長”誕生! この道40年の首都高マン「3つのNEW」に注力
首都高で初の“たたき上げ社長”誕生! この道40年の首都高マン「3つのNEW」に注力
乗りものニュース
アウディ、主力SUVの『Q5』系にダンピングコントロールサス装着の“S line dynamic edition”を設定
アウディ、主力SUVの『Q5』系にダンピングコントロールサス装着の“S line dynamic edition”を設定
AUTOSPORT web
異形の新型「“完全フルオープン“スポーツカー」初公開に反響多数!?「もはやF1マシン」「美しすぎる」 爆速2シーター「ピュアスポーツ」”地中海の宝石”に登場
異形の新型「“完全フルオープン“スポーツカー」初公開に反響多数!?「もはやF1マシン」「美しすぎる」 爆速2シーター「ピュアスポーツ」”地中海の宝石”に登場
くるまのニュース
333馬力の4気筒ターボ VW最強ハッチバック「ゴルフR」改良 12.9インチ・スクリーン標準装備
333馬力の4気筒ターボ VW最強ハッチバック「ゴルフR」改良 12.9インチ・スクリーン標準装備
AUTOCAR JAPAN
ベントレーが女子大学生を本社クルーに招待する理由とは? 女性のSTEM教育を強化して製造業への関心を高めてもらうためでした
ベントレーが女子大学生を本社クルーに招待する理由とは? 女性のSTEM教育を強化して製造業への関心を高めてもらうためでした
Auto Messe Web
【既に日本完売のマセラティ】 MC20にレース復活20周年を祝う2つの限定モデル イコーナ/レッジェンダ
【既に日本完売のマセラティ】 MC20にレース復活20周年を祝う2つの限定モデル イコーナ/レッジェンダ
AUTOCAR JAPAN
【ホンダ E-Clutch 試乗】渋滞も楽チン! だけどMTバイクを操る楽しさはしっかりありました…小鳥遊レイラ
【ホンダ E-Clutch 試乗】渋滞も楽チン! だけどMTバイクを操る楽しさはしっかりありました…小鳥遊レイラ
レスポンス
ホンダ 新型「フリード」ついに発売!ハイブリッドシステム「e:HEV」初搭載
ホンダ 新型「フリード」ついに発売!ハイブリッドシステム「e:HEV」初搭載
グーネット
レギュレーション延長が新たなメーカーを呼び込むか「早ければ2026年にも」とIMSA代表は期待
レギュレーション延長が新たなメーカーを呼び込むか「早ければ2026年にも」とIMSA代表は期待
AUTOSPORT web
水平対向エンジン×MT設定アリ! 新型「スポーツ“クーペ”」初公開! 公道走行は“オプションで可能”な「RR1」に「これはイイ!」と反響も 米に登場
水平対向エンジン×MT設定アリ! 新型「スポーツ“クーペ”」初公開! 公道走行は“オプションで可能”な「RR1」に「これはイイ!」と反響も 米に登場
くるまのニュース
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
Auto Messe Web
フル液晶メーターにステアリングスイッチってもはや上級乗用車レベルじゃん! 新型キャンターの豪華内装と安全装備がスゴイ
フル液晶メーターにステアリングスイッチってもはや上級乗用車レベルじゃん! 新型キャンターの豪華内装と安全装備がスゴイ
WEB CARTOP
やや失速気味のフェラーリ、サインツJr.はオーストリアでの復活に期待「スペインは僕たちの苦手とするサーキット」
やや失速気味のフェラーリ、サインツJr.はオーストリアでの復活に期待「スペインは僕たちの苦手とするサーキット」
motorsport.com 日本版
市販9インチカーナビが取り付け可能に…カナテクスがN-BOX用カーナビゲーション取付キット「TBX-H014」を発売
市販9インチカーナビが取り付け可能に…カナテクスがN-BOX用カーナビゲーション取付キット「TBX-H014」を発売
レスポンス
大きく変わることは決して悪くはない!──新型ミニ・カントリーマン試乗記
大きく変わることは決して悪くはない!──新型ミニ・カントリーマン試乗記
GQ JAPAN

みんなのコメント

15件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

202.9251.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0500.0万円

中古車を検索
カローラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

202.9251.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0500.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村