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【アウトドアで外部給電も】ジープのEV/電動化戦略 PHEVのラングラー4xeなど、投入計画が明らかに

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【アウトドアで外部給電も】ジープのEV/電動化戦略 PHEVのラングラー4xeなど、投入計画が明らかに

「大きな転換期に」

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)Matt Prior(マット・プライヤー)

【画像】ジープ・レネゲード、コンパス、ラングラー・ルビコン 【 プラグインハイブリッド モデル比較】 全21枚

ジープは、電動化の準備が整い「世界で最も環境に配慮した、最も持続可能なSUVメーカー」を目指すと述べている。

オフロードにおけるEVの利点を最大限に活用したモデルを含む、多くの電動ジープの投入が計画されている。

こうしたモデルの特徴は、瞬間的な大トルクの供給、ノイズの低減、アウトドアでの高電圧電源の提供などの機能。

ジープのトップ、クリスチャン・ムニエは「今後の発展とサステナビリティのために、モダンでコンテンポラリーなブランド作りに、力を注がなければなりません」と述べている。

「大きな転換期となるでしょう。毎年少しずつ進化していますが、いま大きな革命が起こっています」

「ジープを最も環境に配慮した、最も持続可能なSUVメーカーにするのは、大きなチャレンジですが、エキサイティングなことでもあります」

「BEV(バッテリー式EV)などの、現在の取り組みの成果を」すぐ披露することが出来るでしょうと、付け加えた。

2022年までに4つのEVモデル投入か

ヨーロッパでは、3つのコアモデルであるレネゲード、コンパス、ラングラーに重点を置いている。

1月のCESショーでは、ジープは今年発売予定のこの3モデルのプラグインハイブリッド・バージョン「4xe(フォー・バイ・イー)」を発表した。

「50kmのEV走行、ゼロエミッションなど多くの長所を持つPHEVは、わたし達にとって非常に重要なモデルとなるでしょう。ヨーロッパや中国のような市場では、特に重要となってきます」とムニエは語る。

ジープの元CEOで、現在のFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)のトップ、マイク・マンリーは2018年に、ジープの2022年までの商品計画に、4つのEVモデルが含まれると語っていた。

その後の大幅な組織変更により、計画に変更があったかどうかは明らかではないが、ムニエのコメントから、EVの発売が依然としてジープの優先事項となっていることがわかる。

ムニエは、電動化は環境に良いだけではなく、パフォーマンスの向上をも、もたらすと指摘している。

「ラングラー・ルビコンのEVとPHEVモデルは、従来のエンジンでは得られなかった、0-97km/h加速6秒を達成する可能性を秘めています。これまでで最も優れたジープとなるでしょう」

「トラックとSUVの機能を向上させ、オフロードとオンロードの両方で、さらにエキサイティングなクルマにするいい機会でもあります」と述べている。

外部電源としても利用可能

電動ジープの持つ機能は、本格的なオフロード愛好家、冒険家、キャンパーにとって、非常に魅力的なものとなるだろう。

EVの高電圧バッテリーは、外部電源としても使用することができ、コンプレッサー、溶接機、照明、キャンプ用品など、さまざまな電気機器に電力を供給することができる。

ジープの拠点であり、圧倒的な規模を誇る米国マーケットでは、予測を上回るスピードで電動化が進んでいる。

ムニエは、同社の電動モデル・ラインナップに期待される、米国での販売台数の達成に自信を見せている。

「わたし達は、コンプライアンスを遵守し最低限の行動をとるのではなく、それを受け入れて全速力で行動します」と、ムニエは述べている。

「非常にエキサイティングな製品を作る機会に恵まれています。今後数年間で、多くの電動モデルが登場するでしょう」

「大きなモデルの収益を補うために、小さなモデルを用意するのではなく、すべてのモデルが果たすべき役割を担います」と付け加えた。

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