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三菱エクリプス クロスの日本仕様が遂に正式デビュー!

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三菱エクリプス クロスの日本仕様が遂に正式デビュー!

三菱自動車工業は3月1日、新型コンパクトSUV「エクリプスクロス」の日本仕様を正式発表。同日より販売開始した。

エクリプスクロスは、コンパクトSUV「RVR」とミッドサイズSUV「アウトランダー」の中間に位置する、新たなコンパクトSUV。

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スタイリッシュなクーペフォルムとダイナミックなSUVの機動力を融合させた、三菱車らしいクーペSUVとし、行動意欲を掻き立てる個性的なデザイン、新たな楽しみのひらめきをもたらすコネクティビティ、四輪制御技術で安心して楽しめるドライビングフィールを特徴としている。

そんなエクリプスクロスの外観は、ヘッドライト下に大型ターンランプと異型フォグランプを埋め込む新世代「ダイナミックシールド」デザインのフロントマスク、ウェッジシェイプ(前傾姿勢)のキャラクターラインと塊感のあるフェンダーを持ちながらウィンドウ面が薄くCピラーの傾斜が強いサイドビュー、前傾したリヤウインドウとそれを二分するチューブ式LEDテールランプを備えたリヤで構成。

ボディカラーは、三菱のコーポレートカラーとして開発された「レッドダイヤモンド」、ブラウン系ながら軽快かつアクティブな「ブロンズメタリック」、2色の新開発色を含む全8色が設定された。

室内には、車両感覚の掴みやすさと前方の見やすさを確保するため水平基調としつつソフトな素材を使用したインパネに、高輝度シルバーやカーボン柄、ピアノブラックの加飾パネルを各所に採用することで質感をアップ。

インパネ中央上部に7インチディスプレイを備え、Android AutoやApple CarPlayに対応し、マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)も実装する「スマートフォン連携ディスプレイオーディオ」とタッチパッドコントローラーを最上級グレード「Gプラスパッケージ」に、ヘッドアップディスプレイを中間グレード「G」以上に標準装備している。

6:4分割の後席は、スライド量200mm、リクライニング角度16~32°の範囲で調整可能。これにより、後席が最後端の位置で341Lの荷室容量は、後席を最前端へスライドさせることで448Lへ拡大することができるようになった。

プラットフォームはアウトランダーおよびRVRと共有しており、全長×全幅×全高=4405×1805×1685mmのサイズは前述の通り、4365×1770×1630mmのRVRと、4695×1810×1710mmのアウトランダーとの中間に位置する。ホイールベースは3車種とも同じ2670mmだ。

最低地上高はRVRの195mm、アウトランダーの190mmに対し、エクリプスクロスは175mmと低いものの、短い前後オーバーハングを活かし、アプローチアングルは20.3°(他2車は19.5°)、ディパーチャーアングルは30.8°(RVRは31.5°、アウトランダーは21°)を確保している。

一方でエンジンは大きく異なる。RVRは1.8L SOHC自然吸気の4J10型、アウトランダーはFF車が2.0L SOHC自然吸気の4J11型、4WD車が2.4L SOHC自然吸気の4J12型を設定するのに対し、エクリプスクロスの日本仕様は新開発の1.5L DOHC直噴&ポート噴射ターボの4B40型を搭載。レギュラーガソリン仕様ながら、150psの最高出力を5500rpm、24.5kgmの最大トルクを2000~3500rpmの広範囲で発生する、パワーは2.0L級、トルクは2.4L級の実力を持つダウンサイジングターボが与えられた。

この4B40型は、レスポンス向上を図るべく、排気マニフォールド一体型シリンダーヘッド、吸排気MIVEC(連続可変バルブタイミングシステム)、電動ウェイストゲートアクチュエーター付き小型ターボチャージャーなどを採用。8速スポーツモード付きCVTとの組み合わせで、JC08モード燃費は車重1460~1480kgのFF車が15.0km/L、1530~1550kgの4WD車が14.0km/Lとなっている。

三菱のお家芸と言える4WDは、アクセル開度や車速、車両の走行条件などから、後輪へ伝達するトルクを常に適切に配分する電子制御4WDシステムに、AYC(アクティブヨーコントロール)ブレーキ制御とASC(アクティブスタビリティコントロール)、ABSを統合制御する「S-AWC」を採用。

舗装路向きの「AUTO」、滑りやすい路面に適した「SNOW」、悪路走破性を高める「GRAVEL」からなる3つの走行モードを設定しており、センターコンソールに配置されたドライブモードセレクターで、路面状況と好みに応じて自由にモードを選択可能だ。なお、前後トルク配分を行う電子制御カップリングは、トルク容量を維持しながら、「アウトランダー」から約3%軽量化されている。

ボディはフロント部を3点式のストラットタワーバーで補強し、ドアやゲートの開口部、リヤホイールハウスを中心に構造用接着剤を使用することで、ねじり剛性をアップ。

静粛性については、ウェザーストリップの断面を拡大し、乗車してドアを閉めたときに耳元で感じる遮音感を高めたほか、ドアインナーパネルの作業用の穴にカバーをし、ダッシュパネル部品取付部の隙間や貫通穴に厚みを確保した吸音材を設定した。

また、クルマ自体が振動を伝えにくいよう、路面からボディへの入力点の剛性を向上。リヤクロスメンバーについてはブッシュを介してボディに取り付けることで、リンク類の弾性支持と合わせた二重の防振構造とし、ロードノイズを低減しつつ乗り心地を改善している。

フロントがストラット式、リヤがマルチリンク式のサスペンションは、前後ダンパーに圧力変動の少ない高応答バルブを取り入れるとともにリバウンドスプリングを採用。

また、フロントストラットのスプリングパッドをアウトランダーより薄型化し、傾斜角を持たせてスプリングが沈んだときの荷重特性を最適化することで、直進安定性を高めつつステアリング操作時のダイレクト感、操舵感の滑らかさを向上させた。

リヤサスペンションでは、アッパーアームやロアアーム、トーコントロールアームに中間板入りのブッシュを採用し、上下動に対しては低剛性で路面のショックを大きく吸収する特性で、直進時の不快な振動を大幅に低減。横力には高い剛性を発揮する特性を持たせ、ステアリング操作時のダイレクト感や安定性を高めている。

さらに、マルチリンクのブッシュ特性を最適化し、トー方向の剛性をアウトランダーに対し約30%アップ。快適な乗り心地と正確なハンドリングを高次元でバランスさせた。電動パワーステアリングも改良しており、操作音の低減、操舵感の向上に加え、ステアリングのロックtoロック回転数をアウトランダーの3.3回転から2.9回転にクイック化している。

予防安全技術「三菱e-Assist」も充実が図られており、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)、車線逸脱警報システム(LDW)、誤発進抑制機能(前進&後退時)、オートマチックハイビーム(AHB)、ヒルスタートアシスト(HSA)を、ベーシックグレード「M」を含む全車に標準装備。

最上級グレード「Gプラスパッケージ」にはさらに、後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)(BSW/LCA)、後退時車両検知警報システム(RCTA)、レーダークルーズコントロールシステム(ACC)が追加され、全方位的に衝突を回避・軽減するシステムが備えられている。

各グレードの価格は下記の通り。三菱としては4年ぶりのニューモデルであるエクリプスクロスが殴り込みをかけるのは、多くの先駆者がグローバルでしのぎを削るCセグメントのSUV市場。果たしてその公道での実力は……?

・M(FF)…2,532,600円
・M(4WD)…2,748,600円
・G(FF)…2,706,480円
・G(4WD)…2,922,480円
・Gプラスパッケージ(FF)…2,879,280円
・Gプラスパッケージ(4WD)…3,095,280円

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