アルピナB3 GTおよびB4 GT:アルピナB3およびB4は、巡行最高速度300kmの性能を発揮するが、GTモデルでは308kmにまで引き上げられた。ザクセンリンクサーキットでのテスト走行&レポート。
アルピナとザクセンリンクサーキット - この2つはあまり相性が良くないように思えるだろうか?それとも、そうでもないだろうか?これまでのアルピナ車は、グランドツーリングカーであり、サーキット走行用にデザインされたものではなかった。そのため、我々のホームコースでは、かなり冒険的な印象を与えることが多かった。
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そのスタイリッシュで魅力的な外観故に、カメラマンたちはレンズを通して「B3」と「B5」モデルをかなり斜めから撮影することが多かった。
アルピナB3 GTツーリング(ALPINA B3 GT Touring)のスタイリッシュなフロントビュー。それが必要なのか、それが速いのかと尋ねられたとき、我々はいつも笑顔を浮かべていた。なぜなら、ドライバーが主観的に「柔らかすぎる」、「スポンジーすぎる」と感じるものでも、計測器ではしばしば速いラップタイムが記録されたからだ。もちろん、1分36秒台では、常に本物の「Mモデル」には遠く及ばなかったが、当時、この「B3ツーリング」は「RS 4」を、「B5ツーリング」は「RS 6」を抑え込んでいた。余談だが。
アルピナ B3 GTサルーン(ALPINA B3 GT Liomousine)、クラシックなアルピナ。アルピナ B4 GT グランクーペ(ALPINA B4 GT GRAN COUPE)、芸術作品。今ここはザクセンリンクサーキットだが、ブッフローエのモデルをタイムトライアルに送り出して苦しめるだけではなく、新型の「GT」艦隊をテストするに来た。新型?それは数ヶ月前に発表されたばかりでは?
その通りだ。アルピナが「GT」として「B5」を発表したのはその時だった。634馬力、850NmのV8ツインターボを搭載した、5人乗りのクレイジーな車だ。0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は330km/h。まさに、これまで「M5」の顧客が求めていた車だ。さらに、クラシックとモダンを永遠に融合させた機能的なデザインで、「B5 GT」には「オロテクニコ」と呼ばれるゴールドがふんだんに使われている。
ザクセンリンクの周回?いつも通り、柔らかい路面で、なおかつ非常に高速だ。パワープラスは、コーナーを抜ける際に威力を発揮する。そして、このザクセンリンクのピットレーンに並ぶさまざまな「BMW 3シリーズ」と「4シリーズ」に、まさにこのカラーが採用されている。正確には、「B3 GTセダン」と「ツーリング」、そして「B4 GTグランクーペ」だ。3台の車を数周運転する前に、元レーシングドライバーで車好きのアルピナの立役者、アンドレアス ボーフェンジーペン氏による短い技術説明があった。
「よりパワフルに、よりトルクフルに、そして優れたレスポンス」と、61歳の彼は語り始める。これは、新型の「BMW 3シリーズ」および「4シリーズ」に搭載された3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンの開発における主な焦点であったと言われている。エンジニアたちは、「GT」バージョン用にエンジンから34馬力ものパワーを引き出し、500馬力の壁を破った。通常の「B3」では495馬力にとどまるが、「GT」バージョンでは529馬力と730Nmを達成している。
これを達成するために、改良されたエンジン制御マップが組み込まれた。その利点は明確に測定可能できることだ。0から100km/hまで加速する際に、「アルピナB3 GT」のさまざまなバリエーションは、通常の「B3」よりもそれぞれ0.2秒速く、セダンでは3.4秒という素晴らしい結果が得られた。出力の向上により、最高速度もわずかに上昇した。セダンは308km/h、「B3 GTツーリング」は305km/hだ。一方、「M3」と「M3ツーリング」は290km/hが限界だ。
テクニカルデータ
モデルALPINA B4 GT GRAN COUPÉALPINA B3 GT TouringALPINA B3 GT sedanエンジン直列6気筒ビターボ直列6気筒ビターボ直列6気筒ビターボ最高出力389KW (529HP) / 6250–6500rpm389KW (529HP) / 6250–6500rpm389KW (529HP) / 6250–6500rpm最大トルク730Nm/2500–4500rpm730Nm/2500–4500rpm730Nm/2500–4500rpm駆動方式全輪駆動/8速AT全輪駆動/8速AT全輪駆動/8速AT全長/全幅/全高4800/2073/1440mm4725/2068/1438mm4725/2068/1440mmホイールベース2856mm2851mm2851mm車重1965kg1945kg1875kg0-100km/h3.5秒3.5秒3.4秒最高速度305km/h305km/h308km/h燃費9.5km/l9.5km/l9.5km/l価格105,100ユーロ~102,900ユーロ~102,900ユーロ~視覚的には、この新しい「3シリーズ」と「4シリーズ」は、その兄貴分である「B5 GT」と非常に似たアクセントを基調としている。 専用色オロテクニコの20インチホイールに加え、空力特性を高める追加の要素(フロントの統合型スプリッターガイドベーン付きカナード、リヤのディフューザー)が採用され、もちろんインテリアにも洗練されたディテールがいくつか施されている。改良された8速スポーツオートマチックトランスミッション、再調整されたフル可変式全輪駆動、電子制御式LSDも装備されている。
サルーン用に大型化したリヤアクスルスタビライザーパワフルな「3シリーズ」および「4シリーズ」のモデルに、快適性を損なうことなく、より高い剛性とダイレクト感をもたらすために、ボディとリヤショックアブソーバーの接続部の強化と、フロントストラットブレースの改良が施されている。サルーンには大型化したリヤアクスルスタビライザーも採用されている。ラバリーナレザーについても触れるべきだろうが、その点については試乗記で詳しく述べよう。準備は万端、ピットライトがグリーンに点灯し、まずはセダンがスタート。
パワーアップしたことはすぐに分かる。何よりも、エンジン回転時には、音色を一度も間違えることなく、歓喜の声を上げる。一方、加速力は大幅に向上しており、特にカーブを抜ける際には顕著だ。エンジンがこれほど生き生きと仕事をするのは本当に驚きである。
金色の文字、新しいディフューザー、これ以上の変更は必要ない。リーンアングルは?これまで通り、今回試乗した「B3 GTツーリング」でもその傾向がある。この「ツーリング」はあらゆる面で通常の「B3」を凌駕しているようだ。強化された部分や再調整されたアダプティブサスペンションは、曲がるたびに感じ取ることができる。以前はよく批判されていたアンダーステアはほぼ解消されている。オーバーステアを発生させることもできるが、決して過剰ではない。ALPマークのついたピレリタイヤは、レーシングラインをしっかりと維持する。
「B4 GT」も同様だ。リヤタイヤは265ではなく285と、やや幅広になっている。最高のBMWはBMW製でもないということを、またもや証明している。アルピナらしく、見た目も素晴らしいだけでなく、ハンドリングも素晴らしい。速く、バランスの取れた、心地よい、本物のパフォーマンスを、調和の感覚を失うことなく実現している。
結論:アルピナは、またもや最後の最後で全力を尽くしている。「B3 GT」は、「M3」では気品とスピード(縦方向のダイナミックさ)が十分ではないという人向けだ。「B4 GT」?すべてにおいて最高だ!
Text: Guido NaumannPhoto: Hersteller
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