McLaren 600LT Coupe
マクラーレン 600LT クーペ
特別仕立てのマクラーレン 600LT 完成。グラデーションカラーが美しい1台
600LTのボディを走る“彗星”
今回カナダのマクラーレン・トロントへデリバリーされたのは、色鮮やかなブルーの内外装をまとったワンオフの600LT。マクラーレンのビスポーク車両や限定車などを手がける特装部門MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)が手がけた。
独特の青みは、素速く流れて消える彗星をイメージしたもの。太陽系小天体を構成する氷の塊は、漆黒を背景に刹那的な輝きをもたらす。その彗星の描く儚くも鮮やかなグラデーションをMSOは“コメット・フェード(消えゆく彗星)”と名付け、600LTの内外装を彩った。
多くの段階に及ぶ工程を経て、120時間をかけて技術者は“コメット・フェード”を外板および内装材に再現。ビスポークカラーの「セルリアン・ブルー」から「バートン・ブルー」、そして「アトランティック・ブルー」へと溶け込んでいくグラデーションは、ワンオフだからこそできる贅沢な仕上げといえる。
グラデーション+カーボンが生む近未来感
ルーフ上のスクープをはじめ、フロントスプリッター、サイドスカート、リヤバンパー、リヤディフューザー、リヤスポイラー、リヤウイング、サービス用カバーハッチ、ドアミラーカバー、サイドインテークにはすべてカーボンを採用。ブルー基調のグラデーションとカーボンの組み合わせが、宇宙を思わせる独特の雰囲気を漂わせる。また、ばね下重量を軽減する光沢ブラック仕上げの超軽量な鍛造ホイールを装着。カーボンセラミックブレーキのポリッシュ仕上げキャリパーも、足元で存在感を主張する。
MSO クラブスポーツパックを装着しているため、シートはカーボンファイバー製。スピーカーのトリムは外板色と同じグラデーション塗装となり、ステアリングホイールの12時位置やスイッチコントロールには、セルリアンブルーのアクセントを施している。さらにアルカンターラ材にあしらったステッチにも同色を使用した。
着実に進む「トラック25」計画
マクラーレンは、2018年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで事業プラン「トラック25」を発表している。研究開発費に12億ポンド(約1682億円)を投じ、2025年末までに18の新型車もしくは派生モデルを導入する計画だ。
2018年に600LTを導入し、トラック25の先陣を切る2モデルとしてスピードテールと720S スパイダーを発表。また同年英国北部のヨークシャー・シェフィールドに、マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターを5000万ポンド(約71億円)かけて設立。マクラーレンの核ともいえる“次世代カーボン製タブ”の生産拠点とした。
2019年にはトラック25の3モデル目となる600LT スパイダーをローンチ。さらにマクラーレンGT、そしてサーキット専用モデルのマクラーレン セナ GTRを披露している。
華々しい新型車や派生モデルの投入のみならず、顧客ひとりひとりの要望に応えるビスポークサービスはマクラーレン事業の重要な柱だ。顧客の満足度やロイヤリティ、エンスージアストからの憧憬を育むため、そしてトラック25を無事に遂行するためには、MSO部門が果たす役割は大きい。
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