外観を維持しつつEVパワートレイン搭載
執筆:AUTOCAR UK編集部
【画像】中身を変えて生き残るDB6【電動化したDB6を写真で見る】 全33枚
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
クラシックカーの電動化を専門とするルナズ・デザインは、アストン マーティンDB6のバッテリー式EVバージョンを発表した。
4.0L 直6エンジンの代わりに、ルナズが自社開発した80~120kWhのモジュール式バッテリーを搭載し、最大410kmの航続距離を実現している。
具体的な出力については言及されていないが、同社のロールス・ロイス・ファントムVとシルバー・クラウドに搭載された80kWhシステムは、最高出力380ps、最大トルク71kg-mを発揮しており、DB6でも同様の数値を達成すると思われる。また、急速充電機能が搭載されており、比較的短時間での充電が可能だ。
DB6のエレガントなカムテールデザインはほとんどそのままに、中身は大幅な変更が加えられている。ブレーキ、サスペンション、ステアリングなど、すべてが最新の規格にアップグレードされた。
技術責任者のジョン・ヒルトンは、「再設計と電動化により、究極のアストン マーティンのドライビング・エクスペリエンスを実現します」と述べている。
インテリアは、オリジナルの仕様を忠実に再現しつつ、エアコンやナビゲーションシステム、Wi-Fiなど最新のシステムが追加されている点が特徴だ。
ベースとなる車両は、改造開始時に徹底的なレストアを行う。パーツはほとんど取り外され、3Dスキャンを行った後、エンジンの代わりにバッテリーを積み込む。また、伝統的なコーチビルディングの技術を用いて、不完全な部分を修正する。
クラシックカーの電動化事業拡大
ルナズは欧州でDB6のレストモッドの注文を開始しており、価格はおよそ100万ドル(約1億1000万円)からとなっている。納車開始は2023年の第3四半期を予定。また、同じく電動化されたDB4とDB5も、非常に限定的な台数で受注生産されることが発表されている。
これまで初代ベントレー・コンチネンタル、ジャガーXK120、レンジローバーなど、英国を代表するクルマの電動化を手がけてきたルナズは、英国のシルバーストンを拠点としており、元イングランド代表のサッカー選手デビッド・ベッカムをはじめとする多くの著名人から投資を受けている。
これにより約5.7平方kmの本社を拡張することに成功し、そこではマクラーレン、フェラーリ、ベントレーなどさまざまな自動車メーカーで経験を積んだ100人以上の従業員が、クラシックカーの電動化に従事している。モジュール式電動パワートレインを担当する技術責任者のヒルトンは、2005年と2006年にルノーのF1連覇に貢献した人物だ。
ルナズは、「電動パワートレイン開発のリーダーとしての英国の立場を反映するため」に、シルバーストンの拠点に留まることを約束しているが、海外での事業拡大の可能性も示唆している。同社は米国市場に照準を合わせており、「長期的なクリーンテクノロジー分野での雇用創出を目指す米国の州との話し合いが進んでいる」という。
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