2月2日~5日までの期間、千葉県の幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2018」。会場の中をくまなくチェックしてみると、真夏に活躍しそうな冷房グッズを発見です!(PHOTO:近田 茂)
実はコレ、トラック用のクーラーなのだが、キャンピングカーにも使えそうな一品である。「ミクニ」ブースで発見したエバスペヒャーミクニクライメットコントロールシステムズ社の電気式冷房装置だ。
例えば真夏。走行中はクルマのエアコンをバンバン利かせているから快適に過ごせるけれど、エンジンを止めた途端、車内温度はみるみるうちに上昇する。炎天下に駐車した車両の車内温度が50度を超える話は珍しくない。
クルマを止めたらエンジンも停止。無駄なアイドリングは極力しないというのは今や社会の常識。なのでこの際に車室の温度が上がってしまうのはどうにか避けたいところである。そこで活用できるのがこの製品、その名もアイドリング・ストップクーラー「クールトロニック」だ。……といっても、正直なところガンガンに冷やす!というものではなく、上昇しないように快適な温度をキープする効果を備えている(とはいえ780Wの冷却能力は有する)のだとか。エンジンを始動せずにこれを実現するのだから嬉しい限りである。
1ランク上のキャンピングカーライフへ。冷温庫や高圧洗浄機が どこでも使えるバッテリー式で感動‼
昨今のキャンピングカーでは家庭環境と同様な高機能を求めて家庭電源(含む発電機)で動く本格的なエアコンを搭載するケースが増えてきている。しかし実際の使い勝手や使用頻度を考えるとこの程度の電気式クーラーで済ませるのも一つの有効な手段と言えると思う。
余談ながら大型トラックの実例で言うとヒーターとセット装着でアイドリングストップの励行で得られる燃料費削減効果は、年間21万円(あくまで一例)にも登る。ちなみにこのクーラー、いすゞの純正OPとして23万8000円でリリースされており、この4月20からは日野の大型車用品として25万円で発売開始される(ただし24V 仕様のみ)。
ワンボックスバンやキャンピングカーを基地代わりに活用する人は冬場にありがたい燃焼式ヒーターと共に、導入を検討してみる価値はありそうだ。
【クールトロニックの特長】
・コンプレッサ式のクーラシステム
・アイドリング・ストップ状態での作動で燃料消費/排出ガスはゼロ。
・クーラ作動中にバッテリーの電圧が下がると低電圧防止機能が働いて作動を停止しバッテリー上がりを防ぐ。
・アイドリング・ストップ用ヒータとのセット装着で一年中アイドリング・ストップが可能で、大幅な燃料経費の削減と就労環境の改善に繋がる。
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