現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ドリフト仕様のGRスープラで川畑真人がいきなりD1GP追走進出!「仕上げたら無敵になりそう」と好感触! 

ここから本文です

ドリフト仕様のGRスープラで川畑真人がいきなりD1GP追走進出!「仕上げたら無敵になりそう」と好感触! 

掲載 更新
ドリフト仕様のGRスープラで川畑真人がいきなりD1GP追走進出!「仕上げたら無敵になりそう」と好感触! 

単走でも4位通過を決める好走を披露!

HKSのキットで3.4L化した2JZを搭載!

ドリフト仕様のGRスープラで川畑真人がいきなりD1GP追走進出!「仕上げたら無敵になりそう」と好感触! 

3月23日(土)・24日(日)にお台場で開催されたモンスターエナジープレゼンツD1GPオールスターシュートアウト。初日は斎藤ダイゴのGRスープラが走って観客の注目を集めたが、2日目にはTOYO TIRESブースに展示されていた川畑真人のGRスープラも走行してド肝を抜いた! しかもこちらはトラブルもなく単走を勝ち進み、できたてほやほや状態なのに追走まで進出。ドリフト仕様のGRスープラで世界ではじめて追走を見せてくれたのだ。

「大阪オートメッセの直後でしたね。今年はGRスープラで行くってTOYO TIRESさんから話があったのは」ときっかけを教えてくれた川畑選手。その後は急ピッチで制作が進められ、今回のイベントになんとか走行できる状態になったという。

そのため、制作期間は1ヶ月くらいしかなく、連日連夜の作業でなんとか走行できる状態まで持ってきたというが、各部のメイキングはトップカテゴリーで優勝を狙うため超本気スペックであることは言うまでもない。

まず、エンジンは先代スープラの直6ターボユニット「2JZ-GTE」へと換装され、HKSのキットにより3.4Lまで排気量アップ。近年のD1マシンらしくラジエターはトランクマウントになっているため、コアサポート下にインタークーラーだけが設置されている。パワステはKYBのレース用電動パワステに変更されている。

タービンはIHIのウエストゲート式で今後変更される可能性があるが、今回はブースト1.3キロで推定600~700psくらいだったそうだ。

美しいサージタンクとスロットルボディはハイパーチューン製へと変更。ちなみに、斎藤ダイゴのGRスープラは他車種の電子制御スロットルを導入していたが、川畑号はピックアップ面を考慮してワイヤー式としている。

トランスミッションはサムソナスのシーケンシャルミッションで、デフにはSIKKYのクイックチェンジを採用。ドリフトに重要なナックル&アーム類は、BMW Z4用をベースに作り直されたというワイズファブのGRスープラ用が装着され、驚異の切れ角を実現している。

コクピットは贅肉を削ぎ落としたレーシングカーらしいメイキングだ。ロールケージはD1中国用180SXを制作したZEUSの倉川メカニックが担当。ほぼ同じ作りになっているという。ピラー部分のガセットなどはまだ作られていないが「ボディがいいから、いらないかもしれないね」と倉川さん。

また、D1中国用180SX同様にシート位置は限りなく後方&下方に設計されたが、ボンネットが思いのほか高かったため、2cmほど上方に修正した。なおダッシュボードはR35GT-R用のドライカーボン製が装着されていたが、開幕戦までには変更される予定だ。

ステアリングハンドルはナルディのラリー、シートはブリッド、ペダルはチルトンと、このあたりのパーツもD1中国用180SXと同じ仕様となる。車両が変わっても、川畑選手が違和感なくドリフトに集中できるようにと考えられたチョイスだ。

フロントタイヤは285/35-19のTOYO TIRESプロクセスR888RD。ホイールはグラムライツを履く。車高調は斎藤ダイゴのGRスープラとおなじくHKSのハイパーマックスで、このイベントでのバネレートはフロント10kg/mmのリヤ5kg/mmという設定だった。

リヤは20インチ。タイヤはTOYO TIRESのプロクセスR888RDでサイズは285/35-20だ。ブレーキはサイドブレーキとフットブレーキが独立しているエンドレスのドリ6rキャリパーを装着している。

本格的な作り込みと熟成はこれからというが、川畑選手はかなり好感触を抱いているようで、「最初に乗った瞬間に『あ、俺の180SXを超えたな』って思ったくらいクルマがいいんですよ。角度とかトラクションとかが比較されがちだけど、旋回能力がすごくいい! 角度をつけるまえのグリップ状態での旋回性能がよくて、こんなに曲がるFR車には乗ったことないって感じです。このGRスープラはドリ車のままタイムアタックもできそうなレベルで、軽くアクセルを入れるだけでグイグイと曲がっていく。ドリフトもできるスーパーカーってイメージ。追走いけるとか、そういう次元じゃなくて世界を目指してるんで、クルマもまだまだ軽くなるし、作り込みの部分でも改良点が見つかったんで、開幕までには無敵なマシンができるんじゃないかなって思います。期待してくれていいと思いますね」と絶賛。

そんな川畑選手のコメント通り、今イベントではトーを揃えただけでアライメントはバラバラという状態だったにも関わらず、単走では98.20点を出す好走(4位通過)を披露。さらに、追走ではS15シルビアに乗る小橋正典と対戦し、GRスープラでは世界初となる追走戦でビタビタの走りを決めていたのだ。

D1グランプリシリーズの開幕は、6月29日(土)・30日(日)の筑波サーキットにて第1戦と第2戦が開催される。それまでに川畑GRスープラはどこまで進化するのか、斎藤ダイゴ号との直接対決は見られるのか!? 今から期待が高まるばかりだ。

TEXT&PHOTO:Daisuke YAMAMOTO

▶︎ D1公式サイト ◀︎

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
レスポンス
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
motorsport.com 日本版
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
くるまのニュース
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
AUTOSPORT web
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
くるまのニュース
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
バイクのニュース
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レスポンス
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
Auto Messe Web
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
WEB CARTOP
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
Webモーターマガジン

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

184.8205.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

129.9690.0万円

中古車を検索
180SXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

184.8205.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

129.9690.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村