日産、「GT-R NISMO」の2022年モデルを発表 エンジン精度をさらに高め新色を設定

日産自動車は4月14日、サーキット志向のスーパースポーツ「GT-R NISMO」の2022年モデルを、オンラインイベントにて先行公開した。

和製スポーツカーの頂点に君臨するGT-R NISMO。一昨年4月に登場した現行型（2020年モデル）では、ノーマルより30PSと15Nmアップした600PS/652Nmのパワーはそのままに、レースシーンからフィードバックされたターボチャージャーの搭載や、ルーフおよびエンジンフード等のカーボンファイバー化、さらには世界最大級のサイズとうたうカーボンセラミックブレーキの採用などで走行性能をアップしていた。

もはや改良の余地がないほどの完成度に、2020年モデルがGT-R NISMOの最終バージョンかとも思われたが、日産は今回の2022年モデルでさらなる性能向上を実現。最高出力等数値に表れるエンジンのスペックは現状維持ながら、ピストンリングやバルブスプリングの精度アップによりフリクションを低減したほか、コンロッドやフライホイール等の回転系のバランスを向上させ、車両全体の動きが一層滑らかになったという。

もちろん、こうした改良はエンジンをばらしてチェックしない限り確認することができない細かなものだが、逆に言えば細部まで徹底して走りを突き詰めていく姿勢こそGT-R NISMOらしいといえる。

一方、イメージカラーは、これまでのブリリアントホワイトパールからNISMOステルスグレーに一新された。新たに無塗装仕上げとされたカーボンボンネットとのコントラストが美しいこのソリッドカラーは、サーキットの路面をイメージしたという GT-R NISMO専用の新色で、今回からホイールリムにまで拡がったレッドのラインも相まって、ルックスの迫力を一段と引き上げている。

2007年の登場から14年が経過するにもかかわらず、GT-Rがいまだライバル達を凌駕するパフォーマンスを誇るのは、シャシーとエンジンのバランスなどスポーツカーとしての基本性能の高さゆえ。その中でも群を抜いた存在の最新版GT-R NISMOに、世界が注目することは間違いない。

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筑波サーキットタイム
・GT-R MY12 ブラックエディション 約1000万円　：　約1分1秒
・GT-R NISMO MY20 約2500万円　：　約1分0秒

1秒タイムアップさせるのに約1500万かかりました。

そろそろ古臭いね