現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > コンバーチブル導入も決定!新型シボレー・コルベットの日本仕様の詳細判明!!

ここから本文です

コンバーチブル導入も決定!新型シボレー・コルベットの日本仕様の詳細判明!!

掲載 更新 30
コンバーチブル導入も決定!新型シボレー・コルベットの日本仕様の詳細判明!!

 2020年1月の東京オートサロンで、日本初公開された第8世代のアメリカンスーパースポーツ「シボレー コルベット」の正式な仕様と価格が公表された。

 シリーズ初の右ハンドル仕様に加え、新たにコンバーチブル導入も発表されるなどと話題も多い新型コルベットの最新情報をお届けしよう!

今年累計販売台数まさかの9台 ホンダNSX「北米では評価されてる」は本当か?

文:大音安弘、写真:ゼネラルモーターズ・ジャパン

【画像ギャラリー】アメリカの魂!ミッドシップスポーツに進化したシボレー コルベット

新型コルベットの価格が決定!

 ゼネラルモーターズ・ジャパンは、2020年8月27日、シボレーのスーパースポーツである「コルベット」の日本仕様と価格が決定したことを発表した。

 日本初披露の舞台となった今年1月に開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2020」では、基本的な仕様と予価の公表に留まっていた。

 日本仕様の価格は、予価同様、クーペの「2LT」が1180万円、仕様がアップデートされる「3LT」が1400万円。そして、新たに導入が明かされたオープン仕様の「コンバーチブル」が1550万円となる。

 すでにクーペに関しては、今年3月までのプレオーダーキャンペーンが実施されているが、新型モデルの納車開始時期は、2021年5月からの予定となっている。

いよいよ正式販売が開始される新型コルベット。クーペに加え、コンバーチブルの導入も決定した

大変革を迎えた新型

 100年に一度といわれる大変革を迎える自動車業界だが、アメリカを代表するスポーツカーコルベットも、新型モデルでは、大幅な性能向上を図るべく、大変革を実施されている。

 最大の特徴は、初代から長く受け継いできたFRレイアウトを捨て、エンジンを車両中央に配置するミッドシップレイアウトへの変更だ。

 この他にもシリーズ初の右ハンドル車の設定やトランスミッションを8速DCTにに限定するなど新たな取り組みが行われている。

 またデザイン面でも、レイアウトの変更から、ロングノーズから精悍さを強調したショートノーズのフロントマスクへと刷新。

 ただ、その特徴を活かし、往年のモデルを彷彿させる「スティングレイ」スタイルに仕立てることで、コルベットらしさを演出している。

 メカニズムでも伝統は受け継がれており、その象徴たるOHV方式のV8エンジンを引き続き採用するなど、あくまでコルベットが描いてきた理想的なスポーツカーの姿が追及されている。

シリーズ初のミッドシップレイアウトの採用が最大のトピックだ

伝統的かつ新しいOHVエンジン

 搭載位置の変更したOHVユニットは、自然吸気仕様の6.2L V8OHVエンジンであることは共通だが、従来型「LT1」ユニットから新開発の「LT2」へと換装。

 従来型同様に、直噴仕様や気筒休止機構などを受け継ぎながら、ドライサンプ化などの改良を実施。日本仕様で標準となるパフォーマンスエキゾースト装着車では、最高出力495hp/6450rpm、最大トルク637Nmを発揮。

 紡ぎだされたパワーは、シボレー初採用となる8速DCTを介して、後輪のみに伝達される。

 8速DCTは、ボタン式セレクターとパドルシフトを備えるが、このパドルシフトにユニークな機能を与えている。それが「ダブル パドル クラッチ」機構で、左右のパドルシフトを同時に保持すると、クラッチの接続が解除さえ、よりマニュアルシフトに近い、操作感が味わえるという。

シフトレバーレスのモダンなコクピットだが、ユニークなパドルシフト機能の採用で、マニュアル感覚の操作も可能だ

新型コンバーチブルも導入

 新型コルベットに追加されたオープン仕様の「コルベット コンバーチブル」も日本に導入される。

 新型コルベットは、開発段階からコンバーチブルの設定を前提に設計されており、顧客がクーペとコンバーチブルのいずれの選択しても、機能、パフォーマンス、快適性は同等に仕上げられているという。

 従来型まではソフトトップを採用していたが、新型はシリーズ初の格納式ハードトップに変更。これによりキャビン内の静粛性やセキュリティが向上。スタイリングも、開閉を問わず、美しいものに仕立てている。

 コンバーチブルの要となる開閉ルーフ部の機構には、2分割の電動可動式ルーフに加え、電動開閉式のリヤウィンドウとエンジン冷却用のベンチレーションを装備。

 電動ルーフは、時速30マイル(約48km/h)まで作動可能で、格納に必要な時間はわずか16秒。作動システムも油圧式からモーター式へと変更したことで、信頼性も高められた。

 またテール部に、クーペ用の「Z51パフォーマンスパッケージ」と同じリヤスポイラーを装備し、クーペとコンバーチブルの空気抵抗を同等とするなど、細やかなアップデートも加えられている。

クーペと同様の性能が得られるように仕上げられたコンバーチブル。トノカバーのデザインもあり、ルーフを開けると、スーパーカーらしいスタイルとなる

日本仕様の内容は!?

 日本仕様は、全車シリーズ初となる右ハンドル仕様を導入。左ハンドルは設置されない。パワートレインも、コンバーチブル含め、全仕様で共通だ。

 アナウンスされる日本専用装備は、ナビゲーションシステムとなる。ゼネラルモーターズ・ジャパンとゼンリンデータコムが共同開発した「クラウドストリーミングナビ」を標準化。

 最新の地図を、常にストリーミングするのでデータ更新も不要。GPSによる位置情報が得られないトンネルなどでも自律航法を実現するなどの特徴を持つ。

 グレード構成では、「2LT」が標準仕様に相当し、上位の「3LT」は、よりレーシーな仕立てとなる。

 具体的には、内外装にカーボンパーツ、ホールド性をより強化したコンペティションスポーツバケットシート、エンジンアピアランスパッケージ、カラードブレーキキャリパーなどを追加。また性能向上パッケージオプション「Z51パフォーマンスパッケージ」は両方に標準装備されている。

 現時点での公式WEBでの情報は、基本スペックのみに留めらているが、販売が本格化する段階で、順次アップデートされていくだろう。

 最後に名称についてだが、米国ではサブネームを追加した「コルベット スティングレイ」と呼ぶが、日本仕様は、他車で同名が使われるため、単に「コルベット」となる。

新型コルベットの上陸が本格化する来春が待ち遠しいばかりだ

【画像ギャラリー】アメリカの魂!ミッドシップスポーツに進化したシボレー コルベット

こんな記事も読まれています

「高速のコース特性」が原因か。ルクレールとサインツがスペインGPの苦戦は上海に似ていると分析
「高速のコース特性」が原因か。ルクレールとサインツがスペインGPの苦戦は上海に似ていると分析
AUTOSPORT web
ベスパ「LX 125 ABS」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
ベスパ「LX 125 ABS」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
一人でくつろぐには最高の空間! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
一人でくつろぐには最高の空間! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
受注停止で待てないから即納中古は!? [ヤリスクロス]の中古がとんでもないことになっていた
受注停止で待てないから即納中古は!? [ヤリスクロス]の中古がとんでもないことになっていた
ベストカーWeb
HRC USが2025年からメイヤー・シャンクと提携しIMSAでの役割を拡大。2台のARX-06を投入へ
HRC USが2025年からメイヤー・シャンクと提携しIMSAでの役割を拡大。2台のARX-06を投入へ
AUTOSPORT web
WTRアンドレッティ、2024年限りでアキュラ/HRC USとの提携を終了「別の方向に進む必要がある」
WTRアンドレッティ、2024年限りでアキュラ/HRC USとの提携を終了「別の方向に進む必要がある」
AUTOSPORT web
なんで!? バカ売れ[ヤリスクロス]も樹脂パーツだらけ!! 最近の新車に多いワケ
なんで!? バカ売れ[ヤリスクロス]も樹脂パーツだらけ!! 最近の新車に多いワケ
ベストカーWeb
井戸田潤、メルセデス・ベンツ絶版「Gクラス 320」ショートボディに一目惚れで購入決断!?
井戸田潤、メルセデス・ベンツ絶版「Gクラス 320」ショートボディに一目惚れで購入決断!?
グーネット
履き替えた古いタイヤってどこいくの!?!? 廃タイヤの99%がキチンとリサイクルされている衝撃!! じつは超絶エコだった
履き替えた古いタイヤってどこいくの!?!? 廃タイヤの99%がキチンとリサイクルされている衝撃!! じつは超絶エコだった
ベストカーWeb
総額100万円以下で買える!コスパ+アルファの中古ミニバン5選
総額100万円以下で買える!コスパ+アルファの中古ミニバン5選
グーネット
ショウエイヘルメット、アレックス&マルク・マルケスと2026年まで2年間の契約更新/MotoGP
ショウエイヘルメット、アレックス&マルク・マルケスと2026年まで2年間の契約更新/MotoGP
AUTOSPORT web
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『TOYOTA スプリンター(80系)』
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『TOYOTA スプリンター(80系)』
グーネット
角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」
角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」
motorsport.com 日本版
骨折でル・マンを欠場したコンウェイ、サンパウロでの復帰は未確定。WEC第5戦のエントリーリスト発表
骨折でル・マンを欠場したコンウェイ、サンパウロでの復帰は未確定。WEC第5戦のエントリーリスト発表
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、レッドブルの地元で最速! マクラーレン勢が続く。角田裕毅14番手|F1オーストリアGPスプリント予選
フェルスタッペン、レッドブルの地元で最速! マクラーレン勢が続く。角田裕毅14番手|F1オーストリアGPスプリント予選
motorsport.com 日本版
最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン
最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン
AUTOSPORT web
F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
motorsport.com 日本版
【MotoGP】プラマック、2024年限りでドゥカティ陣営離脱! 2025年以降はヤマハのサテライトチーム化を発表
【MotoGP】プラマック、2024年限りでドゥカティ陣営離脱! 2025年以降はヤマハのサテライトチーム化を発表
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

30件
  • 出す出すと言いながら、未だに信用出来ない我が国のスポーツカー『なんとかZ』と比べ続々とラインナップが出揃うなぁ。出すとしても多分残念な姿で登場する『なんとかZ』より、こっちのほうが買いだな。
  • 買えないから書き込みも車の評価より呟きになってしまう。『こう言う車に乗れる身分になりたい』
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1800.01890.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

242.02688.2万円

中古車を検索
コルベット コンバーチブルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1800.01890.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

242.02688.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村