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韓国Hyundai日本再参入なぜ? 乗用車で12年ぶり 日本に残る600台との“絆”

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韓国Hyundai日本再参入なぜ? 乗用車で12年ぶり 日本に残る600台との“絆”

ゼロエミ2車種で日本にカムバック

 韓国の自動車メーカーHyundaiが2022年2月8日(火)、日本の乗用車市場への再参入を発表しました。従来「ヒュンダイ」と呼ばれていましたが、カナ表記は「ヒョンデ」に改められています。

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 ヒョンデは2001(平成13)年に日本の乗用車市場へ参入しましたが、2009(平成21)年に撤退。日本法人である現代自動車ジャパンは存続し、大型バス「ユニバース」の販売やメンテナンスのみを提供してきました。今回はヒョンデ モビリティ ジャパンに社名変更のうえ、12年ぶりに乗用車市場へ参入します。

 販売車種はZEV(ゼロエミッションヴィークル)の2車種、EV(電気自動車)の「アイオニック5」と、水素を用いるFCEV(燃料電池車)の「ネッソ」です。5月からオーダーを開始し、7月からデリバリー予定。なお再参入にあたっては、全国展開のディーラーを持たず、オンラインで完結する販売形態で、「スマホネイティブの若年層消費者へのコミュニケーション」を重視する姿勢を打ち出しています。

「撤退時点で、日本のお客様にご利用いただいていたヒョンデの車両は1.5万台。そこから12年がたった今では、全国で600台ほどになっています。この間、私たちヒョンデの車をご愛用いただいているお客様に、毎年車両点検を提供し、大切なお客様との絆を守り続けてきました」

 記者会見でこう述べた韓国ヒョンデの張在勲(チャン・ジェフン)社長は、再参入の決断にあたり、ユーザーとの「絆」を強調。そのうえで、「参入にあたっての私たちの姿勢は『迷途知返』という言葉で表すことができます。これは、一度道を誤った後に、正しい道に戻って改めるという意味のことわざです」と決意を新たにしました。

 また、日本には今回の2車種のようなZEVを中心に投入するといいます。日本が特に「脱炭素化」への意識が高まりつつある市場だと捉えている、ということです。

 今回の2車種は、カーシェアサービス「エニカ」でも提供される予定で、発表の前から、シェアリングポートへ配置されていたアイオニック5などが一部で目撃されており、丸みを帯びたSUVのボディに長方形で構成されたライト類など、そのデザインがSNSなどで話題になっています。

 価格はアイオニック5が479万円から、ネッソが776万8300円(いずれも税込み)です。

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