欧州市場での地位を確保
執筆:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
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翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
中国のEVメーカーであるニーオ(Nio)は、SUVのES8に続いて、新型セダンのET7を2022年後半にドイツに投入することを決定。欧州で生産を行う可能性を示唆した。
ES8は現在、ノルウェーで販売されており、ドイツでも間もなく発売される予定だ。一方のET7は、テスラ・モデルSのライバル車で、最大容量150kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離1000km(中国のNEDCサイクルによる)を実現する。
ET7は最高出力653ps、最大トルク86kg-mのツインモーターを搭載。0-100km/h加速3.9秒を達成するほか、自動運転を可能にする先進の運転支援機能を多数搭載しているという。2022年初頭の中国での販売開始に向けて、すでにニーオの合肥工場で試験生産が開始されている。
先日、ドイツの新聞Frankfurter Allgemeine Zeitung紙のインタビューに応じた会長の李斌は、ドイツの顧客からの「非常に高い」関心を受けて、来年から欧州で展開すると述べた。
それだけでなく、欧州で自動車を製造することで、同市場での地位を確固たるものにするという。李会長は次のように述べている。
「欧州市場で多くの販売実績を上げれば、他のサプライチェーン・パートナーとの協力体制も可能になると思います」
「欧州には製造能力があると理解しています。また、他の自動車メーカーと一緒に仕事をしたり、共同製造を検討することも可能です」
李会長は最近、ロータスの新部門ロータス・テクノロジーに出資したことが明らかになった。しかし、現時点では生産パートナーの名前は明らかにされていない。
ロータスは、ニーオとの新たな提携により、両社が「相互に有益な産業協力の機会を探る」ことができると述べている。しかし、欧州におけるロータスの生産拠点は英国にあり、ニーオはまだ英国でクルマを発売していないことから、ロータスがどのように支援できるかは不明だ。
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みんなのコメント
悔しいだろうが事実。
品質も他国のパクりデザインやってた時代とは全く違い、今後EV時代になれば間違いなく中国がトップのメーカーを独占するだろう。
トヨタはそれを阻止する為、また日本の自動車産業で働く人材を守る為、水素や他のエネルギーに賭けている。