11月2日に行われた2024年F1第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)のスプリント終了後、暫定で3位につけていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対し、5秒のタイムペナルティが下った。
これにより、フェルスタッペンは4位に後退。4番手でチェッカーを受けたシャルル・ルクレール(フェラーリ)がスプリント3位の座を手にした。
ノリスがスプリントを制す。フェルスタッペンはVSC手順違反で3位の座を失う【レポート/F1第21戦】
フェルスタッペンは、ファイナルラップで迎えたバーチャル・セーフティカー(VSC)終了時に定められた最低タイムを超えていた。
F1ではスポーティングレギュレーション第56.5条において、VSC中は『すべての競技車両は減速し、各マーシャルセクターについて少なくとも1回、および第1と第2両方のセーフティカーライン上は(マーシャルセクターは各FIAライトパネルの間の走路の区画と定義される)、FIA ECUが設定した最低タイム以上をかけて走行していなければならない。FIAライトパネルがグリーンに変わった時も、すべての車両はこの最低タイム以上でなければならない』と定められている。
そんななか、スプリント終盤にニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のストップで導入されたVSCは、上位勢がファイナルラップに入った後に解除された。ただ、フェルスタッペンは定められたVSC中の最低タイムを0.63秒下回ってしまったという。
フェルスタッペンは、VSCが終了するのを待っている際に最低タイムを下回ったという通知を受け、エラーを修正しようとしたが失敗したと説明したとのこと。わずか0.63秒ではあるが、これがVSC下で得たスポーツアドバンテージと解釈され、フェルスタッペンに対し、5秒のタイムペナルティ、そしてペナルティポイント1点加算というペナルティが下ることになった。
これでフェルスタッペンはスプリント暫定3位から正式結果にて4位に後退し、獲得ポイントは6点から5点に減少。替わってルクレールがスプリント3位の座を掴んだ。
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