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レクサス駆り王座獲得のバーニコート/ホークスワース組が解散。新たなコンビでの挑戦に意欲

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レクサス駆り王座獲得のバーニコート/ホークスワース組が解散。新たなコンビでの挑戦に意欲

 ベン・バーニコートとジャック・ホークスワースは、バッサー・サリバンで行うレクサスのGTプログラムにおいて初めて別々のクルマに乗ってIMSAのフルシーズンを戦うことになったが、それぞれのクラスでのタイトル争いを楽しみにしていると語った。

 バーニコートはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTDプロクラスに残り、新しいコドライバーのアーロン・テリッツとともに14号車レクサスRC F GT3をドライブする。一方、ホークスワースはチームに復帰したパーカー・トンプソンとペアを組み12号車レクサスRC F GT3でGTDクラス参戦する。

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 このドライバーラインアップのシャッフルは先週、デイトナでのシーズン開幕戦『ロレックス24(デイトナ24時間レース)』に先立って発表された。これは2022年のGTDプロクラス発足に始まり、翌2023年にドライバーズタイトルをバッサー・サリバンとレクサスにもたらしたドライビングパートナーシップに終止符が打たれたことを意味する。

 2021年以来となるフルGTDキャンペーンに乗り出すホークスワースは、「とても興奮している」とSportscar365に語った。「どちらのクルマも本当に良いラインアップだと思うよ」

「僕にとって、新しい挑戦に興奮している。チームに長く在籍しているし、レクサスにも長く在籍している。そういった環境に慣れてくると……快適に感じる一方で少し単調になってくる」

「僕はそれをよしとせず、今年はすべてを少し変えたいと思っていた。新しくエキサイティングな挑戦のように感じる。とても気合が入っているよ」

 バーニコートから離れてGTDクラスに移ることについて感想を尋ねられると、ホークスワースは新しい変化に「活力を取り戻す」ように感じていると強調した。

「もちろん、この数年間は明らかに素晴らしいものだった」と彼は言った。「チームにとって素晴らしい時代だった。プチ・ル・マン、セブリング、チャンピオンシップなど良いことばかりだったからね」

「これらはすべて、僕たちが成し遂げた素晴らしいことであり、それを振り返るのはクールだ。しかし同時に、僕にとっては新しい挑戦にとても興奮している。若返ったような気さえするんだ」

「僕は今年、新しいモチベーションを持ってシーズンに臨んでいる。おそらくそれが必要だったのだろう」

■ふたたび王座に着くために必要なこと

 バーニコートがテリッツとチームを組むのは、2022年のセブリング12時間レース以来のことだ。ウィスコンシン州出身のテリッツは、NTTインディカー・シリーズに参戦することになったカイル・カークウッドの後任としてGTDプロチームに召集された。

「個人的には、プロカーに乗り続ける絶好の機会だと思っている」とバーニコートはSportscar365に語った。

「僕がレクサスに加入しIMSAのレースに参加したのは、プロカーに乗りアメリカのGTレースの頂点だと感じている場所でレースをするためだった」

「ジミー(ジミー・バッサー/共同オーナー)とサリ(ジェームス・サリバン/共同オーナー)が今後のチームと組織にとって最善だと感じる決断は何であれ、僕は彼らを信頼している」

「結局のところ、チームに加入してから、ここに来る前に想像していたこと以上のことを達成できた。それは彼らのリーダーシップと指導のおかげだ。彼らが最善と感じるものは何であれ、僕は前に進むことに完全な信頼を置いている」

 バーニコートは、今季2025年のGTDプロクラスが提供する競技レベルの向上を楽しみにしていると続けた。

「GTDプロの競争はますます激しくなっている」とバーニコート。「明らかに、2023年から24年にかけての大幅な(エントリーの)増加は素晴らしいものだったが、2025年に向けてふたたび少し増加が見られる」

「チャンピオンシップを獲得した2023年は驚異的なシーズンだった。たとえ10台や15台のクルマがフィールドにいたとしても、結果はあまり変わらなかったと思う。なぜなら、僕ちは集中して素晴らしいシーズンを過ごしたからだ」

「昨年は複数の理由で浮き沈みがあった。最初に事件(デイトナでのエンジントラブル)があり、その後もシーズンの後半に2度のエンジン故障があり、途中でもいくつかの困難があった。その多くは僕たちの手に負えず、コントロールできなかった」

「僕たちは良いオフシーズンを過ごし、今日までに良い準備をしてきた。2025年シーズンに向け、僕たちは本当に本当に良い方向を向いているが、焦点は自分たちができることをすることであり、それは2023年に僕たちがしたことだと考えている」

「勝てるクルマがあれば僕たちは勝った。5位に入れるクルマがあれば、良い戦略で3位でフィニッシュすることもあった。IMSAではそれだけに集中することができる」

「レースはどうなるかわからないので、チャンスを最大限に活用しなければならない。今シーズンをアーロンと一緒にスタートできることをとても楽しみにしている。僕たちは今年、14号車を大成功に導く絶好の機会だと考えているんだ」

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